沿岸警備隊に救助されたラッセル・クロウは「よい冒険だった」とコメントを残している (C)BANG Media International

俳優のラッセル・クロウが、新作映画『ノア』の主人公に成りきるために全く入浴していないという。

本作は、旧約聖書に登場することでも知られる「ノアの方舟」を描いた映画で、監督はダーレン・アロノフスキーが務め、現在はニューヨークで撮影が行われている。先日、ニューヨーク近辺の海でカヤックを漕いで遭難しかけ、沿岸警備隊に救助されたばかりのラッセルだが、彼は旧約聖書の時代の主人公ノアに成りきるために、現代社会のテクノロジーの使用することを拒否しているそうだ。

しかも、風呂に入らず、シャワーを浴びず、さらに体臭を抑えるデオドラントも使用せずと、周囲のキャストやクルーを困らせているようだ。関係者はナショナル・エンクワイアラー誌にこう明かしている。

「ラッセルは『グラディエーター』の撮影時もやっていたことなんですが、劇中の汚らしい格好を表現するためにシャワーを浴びてないんです。劇中ではかなり高齢でやつれた役柄を演じる必要があるのは確かですが、ラッセルが通りかかるとみんな呼吸したがらないんです。なんといっても今の彼は臭いんですよ!」

さらにラッセルは同じ理由で15ポンド(約6.8キログラム)も体重を増やしているらしい。先の関係者は「こういったことが積み重なってラッセルの体臭がすごいことになっているわけです。なのでスタッフみんなが早く映画を撮り終えたいと毎日指折り数えていますよ」と続けている。

ラッセルが熱演する『ノア』は2014年3月28日の公開予定だ。

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