7月22日公開の映画『ぱいかじ南海作戦』の完成披露試写会が21日、東京・新宿のバルト9で行われれ、主演の阿部サダヲをはじめ、永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希、細川徹監督が出席した。

左から佐々木希、永山絢斗、阿部サダヲ、貫地谷しほり、細川徹監督 拡大画像を見る

椎名誠の同名小説を、本作が映画監督デビューとなる脚本家で演出家の細川徹が映画化。南の果ての小さな島(西表島)を舞台に、職を失い妻からも見放された冴えない主人公の佐々木(阿部サダヲ)が、勢いあまってやってきた島で様々な仲間に出会いながら海浜生活をスタートさせる。

ダメ男の佐々木を好演した阿部は「最初に細川さんが監督をすると聞いて、舞台とか見てましたから純粋に出たいと思ったので、オファーが来た時はうれしかったです」と話し、「冒頭で舞い上がって素っ裸になりますが、ちょっと気をつけて下さい(笑)。そこから話が展開しますので楽しみにして下さい」とアピール。佐々木希とともに阿部扮する佐々木と海浜生活をする関西娘・アパ役を演じた貫地谷は、ロケ地である西表島でのロケについて「絢斗くんと希ちゃんがヤドカリをいっぱい採ってきたので、観察したりしてましたし、みんなで一緒に楽しくご飯を食べれました」とアットホームな撮影だったことを明かした。

これまでテレビなどで好きな俳優を阿部だと公言してきた佐々木。一緒に壇上に上がった阿部を目の前にして「撮影が始まる前は緊張していました。お会いするまでどんな人か妄想していましたが、実際にお話をするととても気さくな方でイメージとは違いましたね。もっと暗い方だと思いましたけど、本当にいい方で良かったです。さらに大好きになりました! 大好きです!」と告白したが、恋愛に発展するニュアンスの質問には「そういうのはないですよ!」と否定していた。映画『ぱいかじ南海作戦』は、7月22日より新宿バルト9ほか全国公開。