プジョー・シトロエン・ジャポンは8月1日、DSラインのフラッグシップモデルとなる「DS5」を発売する。2005年のフランクフルトモーターショーで発表されたコンセプトカー「C-スポーツラウンジ」のデザインとコンセプトを継承するプレミアムカーとなる。

シトロエン「DS5」。航空機をイメージしたインパネやコックピット・ルーフといった特徴を備える

「DS5」は1,600ccの直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載した5ドアハッチバック。全長4,535mm、全幅1,870mmという堂々たるボディサイズで、軽快な「DS3」はもちろん、大柄に見える「DS4」よりもさらに大きい。そのエクステリアはシトロエンらしく先進的かつ個性的なもの。とくにヘッドライトからAピラーへ突き抜ける「サーベルライン」は、コンセプトカーそのままの大胆なデザイン処理といえる。

インテリアも外観同様に先進的で、航空機のコックピットをイメージしてオーバーヘッドコンソールを装備。多数のスイッチを配置したステアリングホイールも操縦桿を連想させる造形となっている。ルーフは3分割されたガラスエリアによる大型のグラスルーフとなっており、「コックピット・ルーフ」と名付けられている。

エンジンは車格のわりに小排気量ながら156PSを発揮。アイシン製6速ATとの組み合わせで走行性能も確保されている。日本で販売されるモデルは日本専用仕様としてサイド&バックカメラを装備。シトロエン初のスマートキーも採用する。価格は400万円で、オプションの「レザー」装着車が425万円、「クラブレザー」装着車が445万円。