伊予銀行は19日、いよぎん地域経済研究センターが県内大学生の暮らしぶりについて取りまとめた調査報告を発表した。

同調査は、大学生の暮らしぶりを把握するため、4月に県内大学生(愛媛大学法文学部「地域政策論」、松山大学経営学部「地域産業論」「ミクロ経済学Ⅰ」の受講生371名)を対象にアンケートを実施し取りまとめたもの。

調査要旨は、月間の収入総額の平均が、自宅生が6.8万円、自宅外生が11.0万円で「親から仕送りをしてもらう」自宅外生は前回調査より15.2ポイントと大幅に減少し、67.0%であった。一方、「奨学金をもらっている」自宅外生は9.5ポイント増加し、57.0%となった。自宅外生の収入における仕送りのウエイトが奨学金へとシフトしつつあるのかもしれない。

「毎月貯蓄している」という学生は、自宅生が 67.1%、自宅外生は58.0%で、毎月の平均貯蓄額は前回調査では自宅生1.6万円、自宅外生1.0万円であったが、今回は自宅生1.7万円、自宅外生1.4万円とどちらも増加している。貯蓄残高は、「10~30万円未満」(25.9%)との回答が最も多く、貯蓄の目的では「将来の備え」(39.5%)との回答が最も多かった。将来の出費に備えて貯蓄をしているようだ。

今後の支出は、35.2%が「減らしたい」と回答しており、「増やしたい」の15.7%を上回り、DIは▲19.5と支出抑制意向が強い。一方で、学習費やファッション費のDIはプラスであり、前向きな消費意欲もうかがえた。

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