7月21日公開のアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』のジャパンプレミアが18日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、細田守監督が登壇した。

左後列から宮崎あおい、大沢たかお 拡大画像を見る

2006年公開の『時をかける少女』、2009年に公開された『サマーウォーズ』などで、国内はもちろん海外でも高い評価を受けているアニメーション映画監督、細田守の最新作。オオカミの末裔である彼(大沢たかお)と結婚した花(宮崎あおい)を主人公に、一人の女性が経験する恋愛、結婚、出産、子育てを通じて成長する13年間を描く。

主人公の花の声を担当した宮崎は「初めにこの話を頂いた時、私自身この作品を見てみたいという思いがとても強く、そう思えた作品に自分が関われることができるというのは、本当に幸せなことでした。この作品に参加できて凄く嬉しく思っています」とあいさつ。通常にアフレコとは違い、他のキャストがいる中でのアフレコ収録に「声のお仕事をしているというよりは、その場でお互いの息を合わせて普段のお芝居に近い状態でしたので、凄く恵まれた現場でした」と振り返り、アニメや実写で初めて共演した大沢については「4日間しか撮りはなかったんですけど、毎日現場に顔を出して下さって美味しい差し入れをして下さったり子供たちと遊んで下さったりと、本当にオオカミ男のように見守ってくれました。私としても心強かったですし、"花"としての感情を上手く支えてくれましたね」と感謝しきりだった。

そんな宮崎に「物語の13年を表現されましたが、本当に集中力も高く、いつもいい空気を放ってくれている方。現場に行きたくなるような女優さんだと思いました。4日間凄く楽しかったですね」と大沢。細田監督も「あおいさんは主役なせいか出ずっぱりで、休みが全然なくて本当に花が出てくるシーンばかり。そういう中でも集中力が物凄く高く、本当に驚きました。作品の世界も表現して下さって嬉しかったです」と絶賛していた。映画『おおかみこどもの雨と雪』は、7月21日より全国公開。