ルイ・ヴィトンが、新作コレクションで草間彌生と再びコラボレーションすることが決定した。
ルイ・ヴィトンはすでに今年2月、英テート・モダンが開催した「Yayoi Kusama」展に資金協力という形で草間と関わりがあったが、今回、同ブランドのクリエイティブディレクター、マーク・ジェイコブスは、草間氏の絶え間ないエネルギーに感嘆し、同氏と再び組むことを楽しみにしているとvogue.co.ukに話している。
「彼女のエネルギーは絶え間ないものだ。彼女が創り出すキャンバスと作品には、それぞれにものすごいものが込められていて、彼女の世界がいかにエンドレスなものなのかわかるはずだ。彼女自身とその作品から感じるエネルギーに、私は感嘆し、反応してしまう」
7月10日に発売される予定の草間氏独特の鮮やかな水玉模様が施されたスカート、バッグ、レギンス、トップスにおよぶコレクションで、マークは草間氏のデザインをもっと多くの客層に知ってもらいたいという。2006年に東京のスタジオで初めて同氏に会ったというマークはこう話していた。
「ルイ・ヴィトンは世界中に店舗とファンを抱えているが、他のコラボ企画と同様に、今回の草間氏の作品を新しいルイ・ヴィトンのお客様に届けたい。アートとコラボレーション、もしくはアーティストとのコラボレーションという、私がルイ・ヴィトンに参加して以来続けてきたコンセプトをこれからも続行していきたいと思っている」
「アートには見向きもしない人や、ギャラリーに普段出かけない多くの人々にとっては恐らく、草間氏の作品はあまり認知されていないだろう。しかし今回、新たな形、新たな場所で彼女の作品をルイ・ヴィトンの視点から見て、評価することができるようになるんだ」
(BANG Media International)