エコな商品や寄付つき商品、フェアトレード商品など、ソーシャルプロダクツ(社会性を持った商品)に関する検索・発信・共有ができる専門情報サイト「SoooooS.(スース)」を運営するヤラカス舘SoooooS.カンパニーでは、一般生活者の「社会貢献意識・行動」調査を実施した。

調査は、震災から1年がたち、一般生活者の社会貢献に対する意識・行動がどのように変化したかを探るために、「マーケティングと社会」研究会と共同で、全国の20代~60代の男女800人に対してインターネットにて行った。期間は3月10日~11日。

社会的課題への関心が以前より高くなっている人は6割以上

社会的課題への関心が以前よりも高くなっていると答えた人は、震災から1年がたっているにも関わらず61.8%に達した。その割合は、女性の方が男性よりも10%高く(女性:66.8%、男性56.8%)、女性20代の73.8%に、同40代の68.8%、同60代の67.6%と続いた。職業別では、会社経営・役員(73.3%)と専業主婦(71.2%)が特に高くなっている。

あなたの社会的課題への関心は以前と比べてどうなっていますか?

企業の社会的取り組みに対する期待は、過去最高に

具体的な社会貢献活動や意識では、「多少の費用や時間を負担してでも、ボランティア活動に参加したい」や「多少の費用を負担してでも募金や寄付をしたい」は、震災3カ月後からはそれぞれ25%以上低下しているが、「企業が行う社会的な取り組み、社会貢献に関心がある」や「企業には、寄付つき商品など、生活者が気軽により良い社会づくりに参加できる機会をもっと作ってほしい」は震災後3カ月を上回り、社会貢献の手段に対する意識の変化が見られた。

意識変化の推移

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