リクルートが運営する進学情報サイト「リクルート進学ネット」は、「学費シミュレーター」を開発したと発表した。

「学費」の影響は年々大きく

同社が発表した「第5回高校生と保護者の進路に関する意識調査2011」において、保護者が進学にあたって重要だと思う情報の第1位が「進学費用」(52.3%)となり、前回1位であった「入試制度の仕組み」を抑えてトップとなった。「学費」の進路選びへの影響は大きく、学費を理由に希望進路をあきらめるケースも出てきている。

「学費シミュレーター」は、家計において学費の支払いが可能かどうかのシミュレーションに加え、ファイナンシャルプランナーからのアドバイスや家計改善方法の提案により、学費支払いのめどを立てることを目的とした無料サービス。進学費用への保護者・高校生の関心が高まる中、一人でも多くの高校生が希望通りの進路を実現できるよう応援していくという。

「学費シミュレーター」画面イメージ

「学費の相場」「学校・学部別の学費総額」がわかる

進学費用は国公立や私立、学部や学科別に大きく異なる。学費シミュレーターでは、国公立/私立、大学/短大/専門学校、学部/学科の系統、進学したいエリアなどの条件で、初年度の学費、および卒業までにかかる学費総額の相場を提示。具体的な志望校がある場合は、希望する学校、学部/学科で検索し、初年度の学費、および卒業までにかかる学費総額を確認することが可能となる。学校別の学費情報は、来年度の学費が決定する7月以降に実装予定。

実際の家計状況と併せてシミュレーション

算出された学費情報を元に、各家庭の収入・支出・貯蓄額などを入力することで、進学後の学費支払いが可能かどうかを具体的な数字やグラフで見ることができる。また、学費の重複も考慮し、子どもは3人まで入力可能。複数の子どもを同時にシミュレーションすることができるため、学費の支払いが、どの年にどのように重なるかも確認できる。

シミュレーションの結果に応じて、ファイナンシャルプランナーによる家計改善アドバイスと進学費用が不足した場合の改善策を提案し、これにより各家庭における「学費」という制約条件を解決、子どもの希望進路の実現を目指すという。

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