全国のCDショップ店員が選ぶ「第4回CDショップ大賞」の授賞式が27日、東京・渋谷BOXXで行われ、アイドルグループ、ももいろクローバーZが大賞に選ばれた。

「第4回CDショップ大賞」で大賞を受賞したももいろクローバーZ 拡大画像を見る

同賞は2009年より毎年開催されている、CDショップ店員の投票のみで選出される音楽賞で、メジャー・インディーズを問わず、過去1年間に発売された作品を対象となる。第1回は相対性理論の『シフォン主義』、第2回はTHE BAWDIESの『THIS IS MY STORY』、第3回はandymoriの『ファンファーレと熱狂』がそれぞれ選ばれている。

第4回は、「アイドルに興味のなかった大人までをも夢中にさせる不思議なパワーを持っている」など、ショップ店員からの圧倒的な支持を受けたももいろクローバーZのアルバム『バトル アンド ロマンス』が大賞を受賞。メンバーは授賞式に出席し、リーダーの百田夏菜子は「CDショップの店員の方たちから直接選んでもらえたのはすごいことですし、とても光栄です! 私たちへのエールと思っています」とニッコリ。玉井詩織は「グループとしても初の賞ですし、私個人としても人生初となる賞をいただけてうれしいです。これからも個性的な歌を歌っていきたい」とさらなる活躍を誓った。また、CDを使ったオリジナルの衣装姿を披露した高城れには「お前ら、ダウンロードするだけじゃなくてCDを買えよな! CDは見てもよし、聴いてもよし、着てもよし! 何でもありだから(笑)」と啖呵を切って、会場を笑わせた。

この日、授賞式が行われた渋谷BOXXは、同グループがデビュー前にストリートライブを行っていた代々木公園に隣接しており、有安は「代々木公園は原点の場所なんです。初心を忘れずにいたいですね」としみじみ。百田も「当時はビラを配っても受け取ってもらえなかったんです。結成2周年記念ライブを行った場所でもありますし、こんな賞までいただけるなんて夢みたいですね」と振り返りながら、喜びをかみしめていた。

ももいろクローバーZは3月7日リリースのニューシングル「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」をパワフルなダンスパフォーマンスとともに熱唱

地方賞(東北ブロック賞)を受賞した宮城・気仙沼出身の熊谷育美も会場に駆け付け「雲の遥か」を歌い上げた

ほか、準大賞は星野源の『エピソード』、洋楽賞はフォスター・ザ・ピープルの『Torches』、ニューブラッド賞は、Fear,and Loathing in Las Vegasの『NEXTREME』とYe,Yeの『朝を開けだして、夜をとじるまで』、マエストロ賞は、山下達郎の『Ray Of Hope』、ライブパフォーマンス賞は、モーモールルギャバン、特別賞は、薫と友樹、たまにムック。の『マル・マル・モリ・モリ!』がそれぞれ選出された。