「萩尾望都・対談集 マンガのあなた SFのわたし」帯付き

萩尾望都の初となる対談集「マンガのあなた SFのわたし」が、本日2月22日に河出書房新社より発売された。

同書には、1970年代に行われた萩尾との対談を収録。手塚治虫、小松左京、寺山修司、石ノ森章太郎、松本零士、美内すずえ、水野英子といった豪華7名との対話が収められている。1970年代といえば、萩尾が「ポーの一族」や「トーマの心臓」などの代表作を精力的に描いていた時期。どれも今では簡単に読むことのできない、貴重な対談ばかりだ。

さらにこの7名に加えて、2000年代を代表するマンガ家・羽海野チカとの新規対談が実現。萩尾を敬愛する羽海野が、自身が影響を受けた萩尾作品についてたっぷりと語っている。

帯には1970年代に萩尾が描いた「ポーの一族」のイラストを掲載。このイラストは、雑誌掲載時以降、1度も世に出ていなかったという幻のイラストだ。また対談本文にもイラストや解説文を多数収載。新たに萩尾によるあとがきも書き下ろされており、まさにファン必携の1冊となっている。

萩尾望都 対談集 1970年代編「マンガのあなた SFのわたし」

第1章 手塚治虫「SFマンガについて語ろう」
第2章 水野英子「私たちって変わり者かしら」
第3章 石ノ森章太郎「SFの話は延々尽きない」
第4章 美内すずえ「親愛なるモー様へ」
第5章 寺山修司「月で修学旅行の案内係」
第6章 小松左京「絵の理想型とは?」
第7章 手塚治虫+松本零士「マンガ、SF、アニメーション」
第8章 羽海野チカ「全部、萩尾作品から学びました」