武井宏文が描くジョージ・オーウェルの「動物農場」表紙。

名作文学をマンガ化した「ホーム社マンガブンゴー」シリーズの最新刊として、2月17日、武井宏文が描くジョージ・オーウェルの「動物農場」と、津寺里可子が描く中島敦「山月記」が発売される。

「動物農場」は、革命で人間を追い出し平和を勝ちとったはずの動物たちの農場が、指導者の独裁ぶりに振りまわされて大混乱に陥る物語。最強ジャンプ(集英社)にて「チョッパーマン」を連載中の武井宏文がマンガ化する。「動物農場」には、武井宏文の実兄である「シャーマンキング」の武井宏之が、「カン違いしてる人けっこういるけど僕じゃないですよ。弟(宏文)は僕(宏之)より先にデビューしている最強(サイキョー)の漫画家です」とコメントを寄せた。

一方「山月記」をコミカライズするのは、「SUN─山田浅右衛門」「シャンバラ」の津寺里可子。若くして才能にあふれながら狭量で現状への不満を募らせた主人公が、虎に変身し人間としての理性と意識を失ってゆく苦悩を描く。