来年開催されるロンドン五輪の代表選手選考会を兼ねた『第31回大阪国際女子マラソン』(2012年1月29日開催)の発表会見が21日、大阪市内で行われ、国内招待選手で2004年アテネ五輪金メダリストの野口みずき(シスメックス)が意気込みを語った。

「大阪国際女子マラソン」での"女王復活"を誓う野口みずき 拡大画像を見る

2004年北京五輪の無念の欠場以来、ケガに悩まされてきた野口がフルマラソンに出場するのは4年2カ月ぶり。野口は「トレーニングをしている中で、4年ぶりとは思えない走りができてきている。モチベーションも高まってきています。大阪でいい走りを見せたい」と自信をのぞかせた。

今大会には野口のほかに国内外から女子マラソン界を代表するトップランナーが出場。北京五輪の覇者、コンスタンティナ・ディタ(ルーマニア)をはじめ、今夏の世界陸上日本代表・野尻あずさ(第一生命)、今大会を最後に引退を表明している嶋原清子(セカンドウィンドAC)、さらにハーフマラソン日本記録保持者の福士加代子(ワコール)らが冬の大阪で火花を散らす。

中でも、"マラソンの女王"への復活をかけた野口と、"トラックの女王"福士のフルマラソンでの初対決は注目の的。先日、大阪国際への出場を表明した福士は「(視聴率が)『家政婦のミタ』を超えるかな?」と今期の高視聴率ドラマをライバル視? するコメントで記者を沸かせた。これを受けて野口は「私はトークでは(福士に)負けてると思いますが(笑)、走りでは負けないように。彼女は『家政婦のミタ』の視聴率を気にしているようですが、主役の座は譲れません」と、女王の座とロンドン行きの切符をかけた戦いに闘志を燃やしていた。なお、大会の模様は関西テレビ・フジテレビ系で生中継される。