――では、相良の活躍によって堂上総合病院は変わったのでしょうか?

沢村「変わり『始めた』と思います。でも、完全に目標の病院になったのではなく、一つの目的に向かって動き始めたという感じですね。だからといって安心かというとそうでもなく、まだまだ誰かがしっかり手綱を締めてコントロールしながら状況を見守らないといけないでしょうね」

――公式HPのBBSを見ると、視聴者から続編やスペシャル希望の声がたくさん上がっていますが、それについてはいかがですか?

沢村「非常に嬉しいですけど、僕としては今、目の前にあることを悔いのないようしっかりやり尽くしたいという気持ちです。パート2やスペシャルに関しては僕はまったく分かりませんが、最後まで集中力を失わずに撮影に臨みたいです」

――ところで、撮影現場での"ダンディートーク"もこれで最後ですね。

沢村「もうやり残したことはありません(笑)。みなさん誤解されてると思いますが、実は僕のダンディートークには『生きる』という深いメッセージが隠されているんですよ。下ネタのスタイルを取りながらも『僕たちは生きている』『命って素晴らしい』という生命讃歌を謳っているんです。まぁ、深いといっても2cmくらいの深さですけどね(笑)」

――それでは最後に、最終回の見どころを教えてください。

沢村「たくさんあります。前回の第7話で相良に胃がんが見つかり手術を受けることになりましたが、はたして成功するのか。なんといっても執刀医が相良をよく思っていない森山先生(高嶋政伸)ですから、どうなるのかまったく分かりません。その相良が担当する生体肝移植手術の行方、さらに堂上総合病院はどうなるのか。例えるとしたら『北風』と『太陽』、どちらが勝つのか? というところでしょうか。答はぜひその目で確かめて欲しいです」

ドラマ『DOCTORS~最強の名医~』(テレビ朝日系)最終回は放送時間を15分拡大して12月15日(木)21:00から放送。