成田・中部空港発着はザ・ペニンシュラが監修

有名シェフやホテルが上級クラスの機内食を監修するのは、今や航空サービスの定番になっているが、ルフトハンザ ドイツ航空は10年以上も「スターシェフ」プログラムを提供。このサービス分野では"老舗"的な航空会社だ。

その「スターシェフ」が今年11月から一新された。成田と中部空港発着は「ザ・ペニンシュラ東京」、関空発は「スイスホテル南海大阪」と提携。両ホテルの総料理長とシェフのチームが監修するメニューが機内で提供されている。

機内食監修をした「ザ・ペニンシュラ東京」アダム・マティス総料理長と児島輝幸和食料理長監修(写真左から2人目、3人目)

過日、都内で行われた試食会では、「ザ・ペニンシュラ東京」のアダム・マティス総料理長と児島輝幸和食料理長が監修する料理が紹介された。「蟹と菊菜を和えたお浸し」や「サーモン手毬寿司」など、味も盛り付けも細やかな前菜の後、魚料理は「サーモントラウトのポーチ」、肉料理は牛頬肉、仔羊、鴨肉が1つのプレートに盛られて提供され、一皿で多彩な味を楽しめた。

前菜。左上から時計回りに、「蟹と菊菜を和えたお浸し」「柿の白和え」「菊花かぶ」「車海老芝煮」「福沙玉子」「鴨ロース焼き」「サーモン手毬寿司」

魚料理は「サーモントラウトのポーチ ホウレン草 ニョッキのマスタード風味 ボアブドランソース」

肉料理。左から「牛頬肉のプレゼ ポテトとにんじんのドフィノワーズ アスパラガス スペイン風オニオンサルサ添え」、「仔羊のスロークックをシュークルートにのせて ガーリックソース」、「鴨脚のコンフィ レンズ豆とフレンチビーンズ」

デザート。左上から時計回りに「苺と柚子風味のゼリー」「ザ・ペニンシュラ マンゴーと豆乳のパンナコッタ」「チョコレートタルトとバナナディップ」「栗モンブラン チョコレートエスプレッソムース」「ザ・ペニンシュラ チョコレートムース」。中央が「ザ・ペニンシュラ チーズケーキのレッドベリー飾り」

そしてザ・ペニンシュラといえばスイーツだが、「マンゴーと豆乳のパンナコッタ」「チョコレートムース」など、どれも期待を裏切らないおいしさだった。

「スターシェフ」プログラムには、全体で世界各国から60名を超える一流シェフたちが参加している。ルフトハンザは総2階建てのエアバスA380型機を日本便に就航している数少ない航空会社の1つ。まさに大船に乗っているという表現がぴったりな同機のフライトで「スターシェフ」の料理を味わえば、至福のひと時が楽しめるに違いない。

ルフトハンザのエアバスA380型機。機内はやはり広い。成田 - フランクフルト線で体験できる