サーベイリサーチセンターは22日、「世界遺産に関する生活者の意識調査」の結果を発表した。調査はインターネット上で4日~6日に行われ、調査サンプル数は965人(10代~60台男女)。

まず、世界遺産に対する興味・関心を調査したところ、「とても興味・関心がある」(20.4%)、「やや興味・関心がある」(47.4%)となり、6割以上が興味・関心を持っていることが分かった。また、日本国内の世界遺産のうち、世界遺産として知っていたものについて聞くと、認知度トップは「屋久島」で70.3%、2位「原爆ドーム」(59.2%)、3位「厳島神社」(57.6%)となり、今年登録された「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」や「小笠原諸島」も50%を超えていたが、10箇所は認知度が50%未満となった。

日本の世界遺産16カ所全てを知っていた人はわずか4%にとどまり、最も認知度が低かったのは「琉球王国のグスク及び関連遺産群」(18.5%)という結果になった。

また、いつか旅行したい、訪れたい世界遺産は「屋久島」(56.0%)が1位となった。