日本旅行は11月1日より、品川駅発の旅行商品「鉄道写真家 広田泉さんと行く なごみ&ひたちなか海浜鉄道の旅」を発売する。

同ツアーは東日本大震災で被災し、7月23日の全線で営業再開したひたちなか海浜鉄道を応援するため、企画された。

乗車チャンスの少ないE655系「なごみ」にも乗れる貴重な機会に

ツアー実施日は12月10日で、当日は品川駅を8時54分に出発。勝田駅までの移動には、JR東日本のハイグレード車両、E655系「なごみ」が使用される。通常とは異なる経路を走行し、途中で進行方向の転換が行われるなど、鉄道ファンも楽しめるイベントが用意されているという。

勝田駅からは、ひたちなか海浜鉄道の旧型ディーゼルカーに乗車。使用される車両はツアー当日に明かされる予定で、終点の阿字ヶ浦駅まで走行した後、那珂湊駅まで折り返す。ここで昼食となり、駅のホームや専用車両内で、名物のあんこう鍋を食べられる。その後、駅構内に留置されているステンレス製気動車・ケハ601の見学会なども行われる。

また、今回のツアーには鉄道写真家の広田泉氏も同行し、鉄道写真撮影会も実施。「那珂湊駅で、沿線で、いまも現役で活躍する彼らとの時間を楽しめることでしょう。大震災の被害から立ち直ったひたちなか海浜鉄道は、いま多くのファンに来ていただけることを待ち望んでいます。訪ねることも大事な応援、ぜひ一緒に楽しんでみませんか」と広田氏はメッセージを寄せている。

「鉄道写真家 広田泉さんと行く なごみ&ひたちなか海浜鉄道の旅」の募集人員は100名(最少催行人員は80名)。旅行代金はおとな1万8,000円、こども1万5,500円。同ツアーは現地解散のため、帰路は自己負担となる。