映画『スマグラー おまえの未来を運べ』の初日舞台あいさつが22日、都内で行われ、キャストの妻夫木聡、永瀬正敏、松雪泰子、満島ひかり、安藤政信、阿部力、我修院達也と石井克人監督が出席した。

映画『スマグラー おまえの未来を運べ』の初日舞台あいさつに立った妻夫木聡 拡大画像を見る

同作は、『闇金ウシジマくん』で2011年小学館漫画賞を受賞した真鍋昌平の同名コミックを映画化した作品で、役者への夢に挫折したフリーター・砧涼介(妻夫木)が借金返済のため、ジョー(永瀬)とジジイ(我修院)と共に、秘密の運送屋=スマグラーとして危険な任務にあたるアクション。ハイスピードカメラ「ファントム」とCGを駆使した本格的なアクションシーンと、チャイニーズマフィア・背骨(安藤)の迫力あるバトルシーンも見どころだ。

妻夫木は「もう初日なんて早いですね。是非、楽しんで観て」とあいさつし、「来週からは三谷組(映画『ステキな金縛り』)が始まっちゃうから、今週中に観に来て下さい!」と猛アピール。松雪は「試写を観て、自分が出演しているのを忘れるくらい面白かった」と笑顔を見せ、石井監督は「こんな豪華キャストと並んで夢みたい。倒れた人もいるくらい怖いシーンも迫力あるけど、前半は結構面白い感じです」と公開を喜んだ。

高額報酬の危険な仕事である"スマグラー"にちなみ、今まで体験した危険な仕事について聞かれると、妻夫木は「役者で色んなことを要求されるけど、言えない…。言ったら俳優人生終わりますよ」と意味深な発言。永瀬は「言っていいの? 責任とってよ」と前置きしながら「アジアでの撮影の時、警官だと思ってた人がゲリラで。その国の王子だった監督がマグナムを構えたら、ゲリラはビビって逃げたけど」と仰天エピソードを披露した。一方、安藤は「小学校の時、車にはねられた」と何故か天然発言をして、「そんなのオレだってあるよ! てか、小学生は仕事してないじゃん」と妻夫木が突っ込み、笑いを誘った。

左から、阿部力、安藤政信、松雪泰子、妻夫木聡、永瀬正敏、満島ひかり、我修院達也、石井克人監督

また、女性陣には仕事でパートナーを組むとしたら? という質問に松雪(裏社会の便利屋・山岡役)は「ジョーかな。仕事がキッチリで」とコメントすると、永瀬は「うれしいです」とガッツポーズで喜び、満島(田沼組長の妻・ちはる役)に「ジジイがいい。ふざけてても、暖かい心を持ってる」と言われた我修院は、「えっ、ほんと!? うれぴー」と満面の笑みを見せていた。