女優の広瀬アリスと水沢奈子が7日、都内で行われた『aBUTTON』創刊第2号刊行記念イベントに出席した。

左から、広瀬アリス、水沢奈子 拡大画像を見る

『aBUTTON』は、新鋭女優を起用したコンセプトビジュアルマガジン。雑誌に加えて、PlayStation 3で鑑賞可能なデジタル版も発売する予定で、写真のズームや高解像度ムービーも楽しめる内容となっている。第2号のテーマは「時」で、広瀬は電車のホームと砂丘・海、水沢は、廃校と海で撮影している。雑誌版は、全国書店で発売中(2,415円 PARCO出版・LPEI刊)。PlayStation 3専用コンテンツのデジタル版は、19日から配信予定。

イベントでは、デジタル版が先行上映され、広瀬と水沢、笠原憲編集長が各シーンを紹介しながらトークショーを行った。撮影後初めて、ムービーを観るという広瀬は「自分じゃないみたい。カメラ目線の自分と目が合って恥ずかしい。雑誌版を見せた親にも、この清楚な子だれ?って言われちゃいました」と照れ笑い。水沢も「ズームアップされるときれいというより、生々しい。吐息まで伝わってきそうなリアリティーがある。でも、悪く言うと夢を壊しちゃうかも」と感想を話した。

第2号のテーマは『時』だが、広瀬は「いなくなった人を探して、海まで来たけどいなかった…というのを思い描いたら、自然と涙が出てきちゃって。海に石を投げたり、『コノヤロー!』って叫んだりしてました」と撮影のエピソードを披露。水沢は「海に怒りをぶつけてと言われたんですが、正直海に対して、怒りが沸かなくて。でも、海が荒れすぎてて…。足はとられるし、濡れた制服は重いしで、だんだんイライラしちゃって…正直怒ってました(笑)。浜に上がったときは、なぜか足が血まみれで。ケガしてるの気付かないくらい興奮してたんでしょうね。静岡の海って荒れてるんですね」と話すと、静岡県出身の広瀬に「そんなことないよ!」と否定されていた。

撮影時は撮られてる感がなかったという2人は「映像もほわんほわんしてて、ノスタルジーを感じます。メイクもポージングもなくて私の素だけど、役というかテーマがあるので素じゃない感じもあるかな。久々に自分でもいい写真が撮れたと思う」(広瀬)、「写真をスクリーンで観れるなんて、現代の技術は進んだんですね。デジタル版は、BGMも流れてて、写真としてくり抜かれたシーンがよみがえります。いい体験ができました」(水沢)とPRした。