ジェイティービーは4日、今年の夏休み(7月15日~8月31日)における旅行動向の見通しを発表した。調査期間は6月1日~13日、全国の15歳~79歳の男女が対象で、サンプル数は1,200名。7月15日~8月31日に実施する1泊以上の旅行について調査している。

その結果、今年の夏に「旅行に行く」と回答したのは15.8%で、過去5年間で昨年夏(16.7%)に次いで2番目に多い結果になった。「多分行く」との合計は36.9%となった。同社によると、「節電対策による休暇スケジュールの変更などにより、東日本を中心に間際申込みの傾向が高まり、7月以降の間際予約が増加すると見込まれる」としている。

旅行日数に関しては「1泊2日」(41.1%)が対前年+4.8と増加し、また6泊以上に関しても昨年の4.0%から6.0%に増加しているという。平均宿泊日数は2.32泊となり、昨年より0.15泊上回った。

国内旅行に関しては、首都圏発の場合軽井沢や蓼科といった涼しい観光地が人気を集めているという。また、平泉の世界遺産登録などの影響から、東北観光復興に向けた動きも本格化しているとのことだ。同社企画商品の販売状況を見ると、国内旅行の出発ピークは8月13日と14日、さらに7月30日の出発も多く、7月末に1つのピークがあると見込まれる。

海外旅行は韓国や台湾などアジア方面が人気を集めているという。出発ピークは近距離方面が8月13日~15日、ハワイが8月11日~15日、長距離方面が8月10日~13日となっている。