2011年7月5日より放送開始となるTVアニメ『神様ドォルズ』。本作初となるトークイベント「神様ドォルズナイト!」が2011年5月31日、東京・新宿のロフトプラスワンにて開催された。
開演前からたくさんの来場者を向かえ、熱気にあふれる会場。出演者が酒を飲みながら語るというロフトプラスワンでのトークイベントということで、裏話やぶっちゃけトークへの期待は否が応でも高まる。
会場で上映されたプロモーション映像に続いて、岸誠二監督、シリーズ構成・脚本の上江洲誠氏、そして加藤正純プロデューサーがステージに登場。司会を務めたメディアファクトリーの"つる"こと鶴岡氏の進行のもと、ファン待望のトークショーがスタートする。
「まだPVしか観てもらっていないのでヒヤヒヤ」という上江洲氏だが、すでに全話の脚本を書き終えているということで、少々余裕の表情。「制作は順調」という岸監督だが、やはり「放送前が一番おそろしい」と戦々恐々の様子でトークを繰り広げる。
岸監督と上江洲氏は、『瀬戸の花嫁』や『天体戦士サンレッド』でもコンビを組んでおり、
上江洲氏「監督、原作読んだの?」
岸監督「読んだよ! 当たり前だろ、読まないで何作るんだよ!」
と、上江洲氏が岸監督をいじりながら、息のあったトークが展開される。なお、岸監督は原作マンガを読む段階で、すでに頭の中で絵コンテをきるため、非常に読むのが遅いとのこと。実際脚本も、絵やBGMを想定しながら読み進めるため、30分の作品ならきっちり30分の時間をかけて読むといったエピソードが披露された。「設定があわなくなって、途中で戻ったりもします(笑)」(岸監督)。
今回、イベントの模様がニコニコ生放送にて配信されているということもあって、抑えながらのトーク……の予定だったが、酒も入っているということもあって、随所に交えられるぶっちゃけトークに、会場もニコ生のコメントも大盛り上がりで進行する。本来歯止め役となるはずの加藤プロデューサーも、「僕は単純に詩緒が好き」と詩緒推しを公言する……。
そして、男性陣4人で盛り上がるトークに、史場日々乃役の茅野愛衣が参戦! アフレコ現場やオーディションの様子などが披露され、会場はさらなる盛り上がりを見せる。
またイベントでは、「みんなが選ぶ! 完全新作特典映像」という企画の発表が行われた。本企画は、視聴者からの投票によって、Blu-ray/DVD用の完全新作特典映像を制作するというもの。詳細については、公式サイトにて後日告知されるので、こちらも注目しておきたい。
さらに、今回のイベントでは、ニコ生での配信終了後、会場限定で、第1話本編のみの映像がサプライズ公開! 放送は1カ月以上先であるにも関わらず、「制作は順調」という岸監督のコメントを裏付けるようなクオリティの高い映像に、上映後は会場から大きな拍手が送られた。
また、第1話の上映に続いて行われた第2部では、茅野愛衣に変わって、原作者のやまむらはじめ氏がステージに登場。ニコ生の配信も終わったということで、ここにも書けないような裏話、エピソードの数々が披露され、来場者を大いに満足させていた。今後の展開などについては、公式サイトなどを注目しておいてほしい。
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