1900年、ライアン・フランク・ボームが出版した児童文学作品『オズの魔法使い』はこれまでに映画、テレビドラマなど様々なメディアで映像化されてきた。最も有名なのは1939年にメトロ・ゴールドウィン・メイヤーが制作、ジュディ・ガーランドがドロシー役で主演した『オズの魔法使』(The Wizard of Oz)であろう。そして21世紀、再び「オズの国」がスクリーンに甦ろうとしている。

米ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ制作、サム・ライミが監督を務める『Oz, the Great and Powerful』は原作の『オズの魔法使い』よりも前の時間軸で描かれるいわば外伝。『スパイダーマン3』のハリー役で知られるジェームズ・フランコが気球で飛ばされる前の青年のオズを演じる。Variety誌によるとこのたび新たにミシェル・ウィリアムズが良い魔女の1人、南の魔女のグリンダとしてキャスティングされたという。また、『ブラック・スワン』で第67回ヴェネツィア国際映画祭新人賞を受賞したミラ・キュニスがもう1人の良い魔女・北の魔女テオドラ役に決定している。

東西の悪い魔女の1人については『ナイロビの蜂』で、第78回アカデミー賞助演女優賞を獲得したレイチェル・ワイズに現在交渉中だという。

『Oz, the Great and Powerful』は2013年公開予定。