漂う発酵臭に感動!

密閉モードに入りました

途中、何度か様子を見つつ、変化のない様子に凹んだりしながらも空気に触れさせていると、12時間後くらい経った頃には香ばしい発酵臭がしてくる。ここで蓋をし(密閉)、常温で丸一日(24時間)ほど置くと、ようやく表面にうっすらと見慣れた白い膜が確認できるようになる。納豆らしい見た目になってくるのはここから。

表面に白い膜があらわれ、「納豆」と呼べる状態に近づいてきた

市販のものと比べると粘りはそこまでなく、「粘々と豆が糸を引いている」というよりも「大豆にうっすらと糸の膜がはっている」状態。しかし、味は十分「納豆」である。ここからさらに2日ほど冷蔵庫で寝かせておいたもののほうが熟成されるのか、より美味しく感じられた。

タネになった納豆と新たに納豆となった大豆。もちろん大きさは違います

作る季節や室内温度によって寝かせる時間は調整が必要だが、やってみると案外簡単につくれてしまうということがわかった。市販の納豆パックを利用する以外にも、粉末タイプの「納豆菌」なども通販を使って入手することができるという。いざとなれば、こうやって自分でつくることができる納豆。不必要な大量購入、買占めはやはり避けてもらいたいところだ。