東北地方太平洋沖地震後、東京電力の電力供給エリアでは計画停電が実施されている。ガスは使えるといっても換気扇なしで火を使った調理をするのは危険だし、IHを導入している家庭も多いので毎日の食事には困るところ。そこでここでは、火も電子レンジも使わず、簡単にできるレシピを紹介する。計画停電の実施エリアでなくとも、節電を心がけるためにこのレシピを参考にしてみてほしい。

「サラダ風白和え」

白和えに梅やワサビ、大葉を入れてはっきりとした味わいに仕上げた一品。これならごはんのおともにも。隠し味に使った粉末の昆布茶がおいしさのポイント。

材料(3人分)
木綿豆腐 2/3丁 / きゅうり 1/2本 / なす 1/3本 / 海苔 適量 / わさび 少量 / 梅干 1個 / 大葉 1枚 / 醤油 小さじ1強 / 練りゴマ 小さじ2 / 昆布茶(粉末) 少量

つくり方

  1. 木綿豆腐は軽く水切りする。なすときゅうりはスライスして塩もみし、軽く絞って水気を切る。梅干は種を取り除き、包丁でたたいてペースト状に。

  2. ボウルに1とわさび、千切りにした大葉、小さくちぎった海苔、醤油、練りゴマ、昆布茶を入れて全体を和えたら完成。

「主役級! 薬味いっぱい冷奴」

冷奴といえば、「一品つくってもごはんのおかずにならないし」という主婦のボヤキが聞こえてきそう。たしかに、酒の肴というイメージが強く、かつ、淡白な豆腐ではごはんのおかずにならないといった先入観もある。しかし! トッピングを変えるだけで主役級のおかずに大変身。もちろん酒の肴にもなるが、おかずとしても大活躍の1品となる。

材料(2人分)
絹ごし豆腐 1丁 / きんぴらごぼう(市販のお惣菜を活用) 適量 / みょうが 1個 / 大葉  3枚 / スプラウト(今回はブロッコリーを使用) 1パック / ポン酢 少量

つくり方

  1. 絹ごし豆腐を2つに切り分け器に。みょうがと大葉は千切りにし、スプラウトは根を切り落とす。
  2. 豆腐にきんぴらごぼう、みょうが、大葉、スプラウトをたっぷりと盛り、ポン酢をかけたら完成。

「ごはんにぴったり! アボカド納豆」

朝ごはんの定番おかず、納豆。冷蔵庫に常備している家庭も多いはず。ここではシラスやアボカドをプラスして食べ応えもアップ。卵黄とアボカドで濃厚味なのでこのままごはんにかけて簡単丼にしてもOK。シラスは冷凍保存可能なので、多めに買っておいて冷凍し、その都度自然解凍して使うと便利。

材料(2人分)
納豆 2パック / アボカド 1/2個 / シラス 大さじ1 / 卵黄 1個分 / 醤油 数滴 / 海苔 適量

つくり方

  1. ボウルに納豆、角切りにしたアボカド、シラス、卵黄を入れて混ぜる。
  2. 1に醤油を数滴たらし、器に盛る。海苔をトッピングして完成。