ナイキジャパンは4日、都内でランニングシューズの新商品「ナイキ フリー ラン+2」のプレスプレビューを開催した。同商品は4月1日に発売される。
ナイキは初代「ナイキ フリー」を2004年に発売して以来、裸足に近い感覚でランニングできるシューズの開発を重ねてきた。その新商品「ナイキ フリー ラン+2」では、2層で構成されるアッパーを新たに採用している。
足に触れる1層目には、通気性の高いメッシュと、薄いながらも強度の高い素材を熱圧着し、シームレスな構造に。2層目には、サポート性と耐久性が必要な部分だけ強度の高い素材を使っており、不要な部分はくり抜くことで軽量化を実現した。これにより、フィット感が向上し、さらに裸足に近い感覚で、足裏の筋力や柔軟性、バランス感覚などを鍛えられるようになった。
また、アウトソールに刻まれた屈曲溝の深さや幅が微妙に変化しており、とくに前足部分には深めの溝を配置した。この構造により、ランニング中の蹴り出しや着地の際、しっかりと地面を捉えられるようになった。ランニング時のペース、距離、消費カロリーなどのワークアウトデータを蓄積、管理する「Nike+」にも対応している。
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プレスプレビューでは、桜美林大学の阿久根英昭教授(写真左)が現代人の足を使えていない現状について講演し、続いてナイキ米国本社のトビー・ハットフィールド氏(同右)が「ナイキ フリー」シリーズの説明を行った |
「ナイキ フリー ラン+2」は、メンズとレディースで6色ずつ展開する。価格はいずれも1万1,550円。