UCC上島珈琲は3日、ベトナム・ホーチミンにコーヒー生豆品質検査を担う現地事務所を開所し、4月1日に本格業務を開始すると発表した。

ベトナムはアジアで第1位、世界第2位のコーヒー生産国。同社はすでに世界最大のコーヒー生産国であるブラジルに生豆品質検査事務所を有しており、今後は世界の2大生産国を拠点に、生豆の品質保証体制と安定調達制度の強化を図るとしている。

ベトナム事務所では、ブラジル事務所同様にコーヒーに関する日本の標準的な品質基準より厳しい検査基準を採用。厳選された生豆だけを買い付けし、日本市場に供給するという。さらに、ベトナムを含むアジア地域における高付加価値コーヒーの発掘と、それらの日本市場への紹介にも取り組んでいくとのことだ。