クロス・マーケティングは10日、「未婚若手社会人の生命保険加入実態に関する調査」を実施し、調査結果のデータ販売を開始した。これによると、未婚若手社会人の43.4%が生命保険に加入しており、職業別では「公務員・教職員」が最も高いことが分かった。

調査は、全国の未婚者かつ入社5年以内の社会人18~30歳を対象に、2010年8月5日~10日、インターネットリサーチを実施。802人から有効回答を得た。

生命保険文化センターの調べによると、生命保険の加入意識が薄れているといわれ、契約数は年々減少している。特に40代(加入率90%程度)と比べ、29歳以下の加入率は70%前後と、年代によって大きな乖離がある。

今回、クロス・マーケティングでは、「未婚者の加入率がかなり低くなっていることが、世代別で生命保険加入率に大きな乖離がある要因ではないか」との推測の下、社会に出たばかりの未婚若手社会人を対象に、生命保険に対する意識・実態を調査することとした。

調査結果によると、未婚若手社会人の43.4%が生命保険に加入しており、勤務形態別でみると、現在加入率がもっとも高いのは公務員・教職員で、次に会社員(一般社員)であることが分かった。派遣・契約社員の現在加入率は低く(30.8%)、「これまで加入したことがない」という全くのノンユーザーも、派遣・契約社員では高い(65.0%)ことも分かった。

未婚若手社会人の43.4%が生命保険に加入しているが、派遣・契約社員の現在加入率は30.8%と低いことが分かった

また、加入者の職場には保険営業員が出入りしていることが多く、「セキュリティの強化が加入率の低下に影響している可能性がある」(クロス・マーケティング)。

今後加入するタイミングについては、結婚や出産などの「ライフサイクル要因」と収入が増えた場合の「経済的要因」に分かれ、非加入者の半数以上が、結婚するタイミングで検討することも判明。解約時期は、1年目と5年目が高いことも分かった。

調査結果の報告書(抜粋)は、無料配布しており、希望者は下記リンク先から申し込む。

http://www.cross-m.co.jp/report/20101208lifeinsurance.html

購入する場合は、下記URLから申し込む。

http://www.cross-shop.jp/products/detail.php?product_id=409