紀陽銀行の持ち株会社である紀陽ホールディングスは7日、同日開催の取締役会において、大阪証券取引所に上場している同社普通株式について、上場廃止申請を行うことを決議したと発表した。

紀陽ホールディングスは、東京証券取引所および大阪証券取引所に同社普通株式を上場している。上場廃止申請を行う理由について同社では、「大阪証券取引所における当社普通株式の取引高は近年極めて少なく、上場廃止による株主および投資家への影響は小さいと考えられる」とした上で、「重複上場に伴う経費の削減および管理業務の軽減を図るため、大阪証券取引所への上場廃止申請を行うこととした」としている。

上場廃止申請予定日は、2011年2月8日となっている。今後の見通しは、大阪証券取引所に上場廃止申請書類を提出し、受理された後、所定の手続きを経て、整理銘柄に指定された日から原則として1カ月後に上場廃止となる予定。