「第35回エランドール賞授賞式」が3日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われ、吉瀬美智子、松下奈緒、満島ひかり、桐谷健太、佐藤健、向井理が新人賞を受賞した。

第35回エランドール賞で新人賞を受賞した松下奈緒(右)と向井理 拡大画像を見る

エランドール賞は、その年のテレビや映画で優れた作品と制作者に贈られる。新人賞には、1年を通じて最も活躍した有望な新人俳優と女優に贈られ、第1回では石原裕次郎と高倉健など、錚々たる芸能人が受賞。今年の新人賞は吉瀬美智子、松下奈緒、満島ひかり、桐谷健太、佐藤健、向井理の6人が選ばれた。

吉瀬は「32歳からの女優としての活動でしたが、3年目にしてこのような賞をいただいけて本当に嬉しいです」と喜んだ。ドラマ『ハガネの女』で共演した大橋のぞみも駆け付けて「吉瀬さんはすごく優しくて撮影が楽しかったです。4月からまた撮影があるので嬉しいですね。受賞おめでとうございます」と吉瀬の受賞を祝った。

昨年一大ブームを巻き起こしたドラマ『ゲゲゲの女房』からは、特別賞に選ばれたNHKの制作チームに加え、新人賞に同ドラマで共演した向井理とともに松下奈緒が選ばれた。松下は「受賞にゲゲゲ? じゃないですよ。ワアオかな(笑)」と笑顔を見せ「今年もドラマを頑張ります。今は仕事が楽しいので、プライベートがなくても……。恋愛はチャンスがありませんが、役でできればいいですね」と話していた。

左から、満島ひかり、向井理、松下奈緒、佐藤健、吉瀬美智子、桐谷健太

また、『ゲゲゲの女房』のNHKの制作チーム以外に、特別賞には映画『キャタピラー』で1975年の田中絹代以来日本人として35年ぶりに第60回ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞(銀熊賞)に輝いた寺島しのぶが選ばれた。