「自動車保険はなにを基準に選べばいい? 」「国内損保、代理店型、通信販売……たくさんあってわからない」……自動車保険選びに迷ったなら、利用者のランキング調査をチェックしてみましょう! 知らなかった人気の保険会社、みんなに選ばれる理由が見えてくるはずです。また順位だけにとらわれない、上手なランキング活用のコツをご紹介します。

利用者の人気ランキングに注目!

テレビやインターネットで目にする機会の多い自動車保険の広告。それぞれ会社のイメージは伝わりますが、具体的な内容はイマイチわかりません。

具体的な補償内容や見積もりの参考例を確認できるのが、新聞や雑誌の広告、または保険会社の公式ホームページとなります。でもそれらの内容は専門的すぎて難しいし、内容を理解するのもメンドウ……そこでシンプルかつ、わかりやすい、ランキングの活用をオススメします。

ランキングの最も手っとりばやい活用法はランキング上位から順番に見積もりをとっていき、わからないことがあれば保険会社(もしくは代理店)に直接電話して補償内容などを聞いてみること。そうすることで「ランキング」「値段」「対応」と3つの要素を確認できます。まったく何もないところから保険会社選びをスタートさせるより、具体的な比較ポイントがあるので、わかりやすくなります。

上位ランキングだけで判断するのは…?

さて、ここで言うランキングは保険会社ではない、各媒体、団体などの第三者が集計を行ったものを指します。とはいえ、それらの第三者機関はたくさん存在するので、どんな媒体のランキングをチョイスするのかがポイントです。できれば単なる順位や数値の羅列ではなく、集計データの信憑性が高いものがいいでしょう。何を持って信憑性の目安とするかですが、調査対象者の意見が見えてくるような、口コミなどがしっかり掲載してあるランキングをオススメします。

そのひとつとして挙げられるのが、オリコンが行っている「自動車保険ベスト15」というランキングです。

同社の調査法は「インターネット調査のみ」ということで若干通販タイプに人気が偏りがちですが、保険会社ごとにユーザーの意見がコメントとしてまとめられている点に好感が持てます。

同ランキングの場合、順位だけでなく、各社のコメントを読みこむことで評価の正当性、サービスの具体性を確認できるので、自分に合うか合わないかを判断することができます。

第三者機関の推しの会社に注目!

前述のオリコンライフを例にさらなるランキングサイトの活用ポイントを見ていきましょう。

注目したいのが、同サイトでピックアップしている「特別選出枠」という項目。この項目は「回答者数が規定に達していないが、ランクイン企業と同等の点数を得た企業」がピックアップされるようです。2011年度版ランキングでは「イーデザイン損保」が顧客のコメントとともに一定の評価を得ています。そこにはアンケート対象者のコメントでどんな点が良かったのか、何が魅力だったのかが年代別に詳しく掲載されています。これらの意見を参考にすると、ランキング外の保険会社の新たな魅力を発見することができそうです。

このように上位の保険会社だけでなく、第三者機関がスポットを当てる保険会社も見逃せません。魅力を感じたら、保険会社で見積もりに挑戦してみましょう!

コメントはどこを確認すればいい?

ランキングサイトに限らず、口コミサイトもぜひ活用すべきです。好評な意見だけでなく、なかには辛辣な意見もありますし、「対応に満足できなかった」といったクレーム評価もあります。同じような意見が多ければやはり会社の体質に問題アリと見るべきかもしれません。

とは言え、ネット上の評価を鵜呑みにするのは危険。せっかくの魅力的な保険会社を遠ざけてしまう可能性もあります。

そこでオススメの方法が直接保険会社(または代理店)に電話をすることです。「御社の保険を検討している者ですが、対応が遅いとききましたが実際はどうですか?」とストレートに聞いてみるのが効果的です。恐らく異口同音に「大丈夫です。問題ありません」といった返答となるかと思われますが、返答に困ってしまったり、どんな経緯で噂を耳にしたのかと問いただしたりするような会社では、顧客へのフォロー体制が取られていません。万が一の事故の際に不安を残さないよう、ネットの評価の真偽をしっかり確認しておきたいものです。

生の声を利用して広告イメージに捉われない会社選びを!

自動車保険は命の補償をお願いする保険です。保険料の安い高いやCMイメージ、保険会社が取り上げる「顧客満足度」などに捉われることなく、本当によい保険会社にめぐり合いたいもの。ランキングや口コミサイトなど、ユーザーの生の声も利用しながらイメージに惑わされない保険会社を選びましょう!