【FXテクニカル】ユーロ円

ボリンジャーバンド(MA:21 σ2.0)の中心線(108.56)や23.60%戻し108.92(日足)を突破したことによりユーロの地合いが強まっている、と短絡的に考えるのは危険だろう。すぐ上にあるレジスタンスライン(109.30レベル)が意識されればいつでもユーロが下落する可能性が残されているからだ。

ただ、逆に言えばこのラインをブレイクした場合は、ユーロ買い基調が更に強まる可能性が出てくることを意味する。

そのような展開となった場合、次のターゲットは心理的節目110.00のラインが浮上する可能性が高い。その前に109.76(1月5日高値)でダブルトップ形成の可能性もあるが、レジスタンスライン突破後の上昇圧力が強いことは昨日指摘した短期レジスタンスブレイク後のユーロ買いで確認済み。

ただ、110.00付近には110.06(ボリンジャーバンド上限)を含め、110.21(日足 38.20%戻し)や110.25(1月4日高値)が110円前半に密集しておりレジスタンスゾーンを形成し、ユーロ買いが一服する可能性がある点には注意しておきたい。

一方、朝方の動向をみると109.00のラインをトライするムードも感じられる。

レジスタンスラインが意識され下落基調が強まった場合は、ボリンジャーバンドの中心線108.56レベルが再び焦点として浮上する可能性が高まるだろう。 このレベルには、108.54(1時間足 50.00%戻し)、108.53(日足 一目均衡表/転換線)と重要なテクニカルポイントが重なっており、108円台の最大のサポートポイントとなる可能性がある。 破られれば、一気に108.00割れを試す展開を考えながらのトレードが求められるか。

ユーロ円 日足

ユーロ円 1時間足