2011年1月10日(月)の深夜1時45分より放送開始となるTVアニメ『レベルE』(原作 / 冨樫義博)だが、プロモーション映像で大きな話題を呼んだ中川翔子が声優として出演することが決定した。

中川が演じるのは、マグラ星の第1王女「ルナ=ミ=マド・マグラ」。第12話と第13話での登場となるので、しっかりとチェックしておきたい。

ルナ=ミ=マド・マグラ
生まれる前から王子との結婚が決められているマグラ星王女。王子と結ばれるために王子の弟と奮闘する!

中川翔子からのメッセージを紹介

――『レベルE』が以前から好きだったと伺っていますが、作品の魅力はどこですか

中川翔子

中川「小学校高学年のときに『幽☆遊☆白書』で冨樫先生の作品に出会い、はまり倒しました。それまでの人生の概念になかった衝撃、カッコよさとシュールさといろんなものが詰まっていて、マンガの世界を揺るがしたと思います。全3巻ですが、濃密な台詞一つ一つだったりお話とお話の間のイラストだったりがいちいち衝撃でした。年に一度は読みたくなる作品で、小学校からの親友といつも話しています。時代問わずいつ見ても新鮮で斬新でハッとする。すごいものを持った作品だと思います」

――プロモーション映像では、地球に住んでいる異星人役でしたが、演じてみていかがでしたか。また、かなり大胆なCGでしたが、周りの反響はいかがでしたか

中川「まさかの大抜擢でびっくりしました。真顔だったり、宇宙語を話してみてのアドリブだったり、普段とのギャップをどう出すかがやっていて楽しくて仕方なかったです。出来上がりのCGの進化具合にびっくりしました。宇宙だったりNASAの情報には敏感なので、いつ地球外生命が発見されるかと楽しみでしかたないです。『レベルE』好きな同級生が多くて、たくさんメールをもらいました。私と同世代は多くの人が『レベルE』の洗礼を受けていると思うので、アニメ化という事は大きな衝撃でした」

――王子に対する一途な想いを持つキャラクターのルナ役ですが、演じてみて気をつけられた点はありますか

中川「原作でも印象的で、アニメ化と聞いたときにルナのあたりが難しいだろうなと思っていました。でも、ずっと一途に王子を想っているルナが大好きだったので、この役をいただけて、本当にうれしいです。アフレコをしてみて、盗賊の悪いルナとおしとやかバージョンのルナの使い分けが難しかったです。特に二人が同時に存在する時は頭が混乱しちゃって大変でした。でもやっていてワクワクしました。おしとやかの方が断然難しかったですね(笑)」

――『レベルE』には、いろんな宇宙人が出てきますが、宇宙人に対してどう思いますか

中川「以前エイリアン展というイベントのキャラクターをやらせてもらったことがあったり、オカルトも大好きです。いつ地球外生命が発見されるのかと楽しみでなりません。また天文のニュースも調べるのが好きで、毎日1回は宇宙のことを考えています。いつも宇宙のことには興味深々なので、本当に『レベルE』に出てくるような世界があったらいいのになと思います」

――ファンに向けて一言

中川「『レベルE』アニメ化というニュースで、ファンの皆さんも衝撃を受けたことでしょう! 私もいろんな人に『これはすごいことだ!』と言いまくりました。アニメ化決定と聞いてから、改めて何度も読み返しました。声優として、エイリアンとして参加させていただけたことが本当に光栄です。ナレーションが立木さんというのも冨樫ファンには嬉しいですね! 個人的にはカラーレンジャーのあたりが好きなので楽しみです。『レベルE』独特のシュールな世界がどうなるのか!! 私もいちファンとして楽しみです」


TVアニメ『レベルE』は2011年1月10日(月)の深夜1時45分よりテレビ東京ほかにて放送開始予定。

原作/冨樫義博「レベルE」(集英社「ジャンプコミックス」刊)
(C)Yoshihiro Togashi 1995年-1997年 (C)ぴえろ・テレビ東京/集英社