12月1日に発売され、早くも出荷300万本を突破するなど大ヒット街道をばく進中の「モンスターハンターポータブル3rd」。

もちろん筆者も発売日にゲットし、師走の慌ただしい仕事の合間を縫ってちまちまとプレイしているのですが、そのモンハンがなんと今回、長野県・信州渋温泉とまさかのコラボですよ!

2010年12月23日から2011年1月10日まで、期間限定イベント『モンスターハンターポータブル3rd×信州渋温泉 ユクモノ気分で狩り放題!』が開催中と聞いちゃあ……黙ってはいられないじゃないですか!

ちょうど22日に開催されたプレスツアーで渋温泉を体験することができましたので、その模様を詳細レポートしていきたいと思います。

──ということで22日、まずはバスで一路、長野県長野市へと向かうプレス一行。

なぜいきなり渋温泉へ向かわないのかというと、そう、長野駅から「モンハン特急」に乗るためなんです!

これがモンハン特急だ!(撮影は湯田中にて)

モンハン特急の記念乗車券

デカデカとペイントされたアオアシラ

もちろんジンオウガも!

ハンターもいる!(ドアが開くと体がなくなる!)

車両先頭にユクモ村のシンボルである温泉マークが入ったモンハン特急は、見た目だけでなく、なんとホームにはユクモ村の農場のBGMが、そして発車のベルはモンハンのメインテーマ「英雄の証」に加えてクエスト出発を告げる効果音(パープーっていうアレ)が鳴るという凝りよう!

まさかここまでやるとは思ってなかったのでちょっと驚きつつ、目的地の渋温泉へと出発したのでした。

到着した湯田中駅にはこれまたでっかい看板が

顔出しパネルも!

モンハン特急で長野駅から45分ほど走ったところに、湯田中駅はありました。

そこからバスで渋温泉へと向かうと、車両から早くも驚くべき光景が……。

遠くから「なんか赤いな」と思っていたら!

なんと渋温泉の真ん中を流れる川にかかった橋がモンハン仕様に! この時点で薄々感じてはいたことですが、もしかしてこのコラボ、ぼくが思っていたよりもかなりマジなのでは……?

渋温泉の関昇組合長

到着すると、同温泉の関昇組合長およびカプコン広報担当者から今回のコラボについての説明がありました。

それによると、カプコンはゲームに温泉が登場することから温泉街とのコラボを発案。全国200カ所以上の温泉を検討した結果、イメージにぴったりだった渋温泉に今回の企画を提案をしたのだといいます。

それにしても、てっきりどこかの温泉宿の一つと軽くコラボする程度だと思っていたら……先ほどの橋の写真を見てもわかる通り、温泉郷を挙げての一大事業だったんですね!

ではここからは、写真を中心にコラボの"本気っぷり"をご覧いただきつつ、渋温泉自体の魅力についても語っていきたいと思います。

ハンターに支給されるユクモパス

この景色でわかる通り、情緒溢れる「ザ・温泉街」です

さて、ハンターとして渋温泉へやってきた皆さんは、まず「ユクモパス」を受け取ることになります。

こちらは宿泊用と日帰り用の2種類があり、パスを持っていると集会所に入店できたり、モンハンコラボ店でのメニューやお土産が割引になるなどの特典があります。と同時に、パスをぶら下げているということはすなわちハンターの証ですので、そこから道行くハンターたちとの意外なコミュニケーションが生まれるかもしれませんね。

渋温泉の本気

ディレクターの一瀬氏と一緒に並ぶと大きさがよくわかる

今回のコラボの目玉企画の一つとも言える、和合会館に設置された等身大ジンオウガ!

いつもゲームの中で相手しているモンスターですが、リアルな大きさで見るととんでもない迫力です。これは撮影用に明るくなっていますが、実際には演出が入ってもっとかっこよくなるとのこと。2010年12月30日まで展示されているとのことなので、渋温泉に行くならぜひご覧ください。

これも再現したのか

「和合の滝」が「ニャン泉岩」に。すごい名前の変わりよう

ユクモ村にあるニャン泉岩もきっちり再現していました。そもそもは平成12年に地元の自然石を積み重ねて完成した滝らしいのですが、それがまさかこうなるとは誰も思わなかったことでしょう。ちなみにこれ、生活排水が流れているため水をストップすることができず、滝に打たれながら組合の方が必死で作業して作り上げた労作なのだそうです。

さらに、普段は入れない温泉「臨仙閣」を集会所兼温泉として特別に開放したり、町中がユクモマークの入った赤いのれんを下げていたりと、町すべてモンハンをプッシュ! この気合いの入り方は尋常じゃない!

ユクモの文字で「臨仙閣」と書いてあるらしい

「千と千尋の神隠し」の舞台の一つになった宿も赤いのれんでモンハン仕様に!

なんかもう赤いのれんが自然すぎて一瞬、最初からそういう町なのかなと思ってしまう

橋の上にはハンターの顔はめパネルも

また、コラボフードやお土産もすごい気合いの入れようで、実に多種多様なメニューが用意されています。この際なので全部紹介します。さあご覧あれ! ……つづきを読む