"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは妻たちが期待する夫の家事参加。「カジメン」(家事ができる男性)のイメージは? やってほしい家事は?

今回紹介するのは、花王が年末の大掃除シーズンを前に行った「男性の家事参加と大掃除に関する意識調査」。10月下旬に全国の20代から60代の既婚男女2,160人を対象にインターネット調査した。

まずは夫の家事参加についての妻たちの印象。93%の女性が「男を家事を積極的にやる時代だと思う」とし、75%が「イクメン・カジメンはかっこいいと思う」と考えていることがわかった。さらに「家事ができる男は仕事もできると思う」と答えた女性も76%に上り、家事も仕事もスマートにこなす男性像へのあこがれが強いことがわかる。

では実際のところ、男性の家事参加はどの程度なのだろう。男性自身に聞いたところ「ふだん家事をしている」としたのは18%、「ややしている」の31%を合わせ、男性の家事参加率はほぼ半数の49%にとどまっている。年代別では20代で70%と高く、年代が上がるにつれて減少、60代では43%となっている。ちなみに男性が行っている家事で最も多いのは「ゴミ出し、ゴミ捨て」の62%。次が「お風呂の掃除」の48%。あとは「食料品や日用品の買い物」(41%)、「食器洗い」(40%)、「自分の部屋、寝室の掃除」(36%)と続いている。

さて、年末といえば大掃除だが、妻たちは夫の大掃除参加をどう思っているのだろう。「夫に大掃除をしてもらいたい」と回答した女性は70%。大部分の女性は夫から「大掃除何か手伝おうか」の一言を待っているということだ。ちなみに男性たちに聞いた昨年の大掃除参加率は47%。夫の大掃除に満足したという女性は82%とかなりの割合となっている。

となれば、男性陣は今年こそ大掃除に参加して株をぜひ上げたいもの。いったいどこを掃除したらいいのだろう。女性に「汚れが気になっている場所」を聞いたところ多かったのは「換気扇・レンジフード」(78%)。次は「ガスレンジ周り」(54%)。さらに「窓(リビング)」、「網戸(リビング)」、浴室と続いている。ぜひ参考にしてみては。