ベネッセコーポレーションの幼児の教育・生活支援ブランド「こどもちゃれんじ」は7日、P&Gの乳幼児用紙おむつブランド「パンパース」と共同で行った「父親の育児や乳児期の睡眠に関する意識・実態調査」の結果を発表した。同調査は10月、0~18カ月の第1子を持つ全国の男性300名を対象に行われた。

調査によると、父親の育児参加率は平日で77.0%、休日では98.0%という結果に。具体的な育児内容としては「得意・好きな育児」でも上位にあがっている「一緒に遊ぶ」や「お風呂に入れる」が多く、自分の得意・好きな育児に対して積極的な父親が多いことがわかった。

また、乳児期の睡眠については、99.0%もの父親が「赤ちゃんが夜ぐっすり眠ることは大切である」と回答。さらに、乳児の成長にとって重要だと思うことの上位に「睡眠(85.0%)」があげられるなど、乳児期の睡眠に対して意識の高さが伺えた。それを裏付けるかのように、「もっと上手くなりたい育児」「これができればパパはスゴイと思う育児」の1位はともに「寝かしつけ」という結果に。しかしその一方で、苦手な育児の1位も「寝かしつけ」であることが明らかとなった。

得意・好きな育児 良く行う育児 もっと上手くなりたい育児 これができればパパはスゴイと思う育児 これができれば妻(家族)が助かるだろうと思う育児 苦手な育児
1位 一緒に遊ぶ 一緒に遊ぶ 寝かしつけ 寝かしつけ 寝かしつけ 寝かしつけ
2位 お風呂に入れる お風呂に入れる 特にない 一緒に遊ぶ ミルク・食事をあげる 特にない
3位 お散歩 おしっこのおむつ替え うんちのおむつ替え お風呂に入れる うんちのおむつ替え うんちのおむつ替え
「父親の育児や乳児期の睡眠に関する意識・実態調査」

睡眠に詳しいというスリープクリニック調布・院長の遠藤拓郎氏は、「寝かしつけ」のポイントを2点挙げている。まず1つ目は、乳児は高い体温が下がる際に眠りに落ちやすくなるというもの。同氏曰く、「体温は汗をかいて蒸発する際に下がるため(中略)、就寝時には吸水性の高い肌着や布団、おむつを使うことが効果的」だという。同時に、手足が冷たい場合は握って温めてあげたり、汗をかいているようであればうちわであおぐなど、子どもの体温を感じ取ることも大切とのこと。また2つ目として、癇癪を起こして興奮している赤ちゃんに対しては、音楽や子守歌で意識を外に向かせて落ち着かせることが重要だとしている。