RJCカー オブ ザ イヤーの最終選考会は例年どおり、ツインリンクもてぎを会場にして行われた。昨夜までの雨が上がり、青空が広がるなか最終確認の試乗が行われた

NPO法人 日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC)は11月16日、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で2011年次(第20回)RJCカー オブ ザ イヤーの最終選考会を開催し、スズキ スイフトを選出した。得票数は288票で、2位となった日産 マーチ(258票)とは30票差だった。3位は215票を獲得したホンダ フィットハイブリッドとなった。

2011年次RJCカー オブ ザ イヤーを受賞したスズキのスイフトは、同社のグローバルモデルの中核を担っている。優れたコンパクトカーが多いヨーロッパ市場でも十分に通用する操縦性と快適性、高い質感を備えたインテリアなどが評価された。

RJCカー オブ ザ イヤー インポートにはフォルクスワーゲン ポロ(294票)が選出された。2位はシトロエン C3(223票)、3位はアルファロメオ ミト(201票)。

RJCテクノロジー オブ ザ イヤーは富士重工業 スバル・レガシィ アイサイト(272票)の受賞が決定した。

RJCカー オブ ザ イヤーに輝いたスズキ スイフト。ヨーロピアンコンパクトと戦うことができる操縦性や乗り心地などが高く評価された

RJCカー オブ ザ イヤー インポートを受賞したフォルクスワーゲン ポロ。VWはスズキとの資本提携の関係にあるため、スイフトとポロで今年の賞を独占する形になった

RJCテクノロジー オブ ザ イヤーは「ぶつからないクルマ」で注目されている、レガシィ アイサイトが受賞した。アイサイトは従来からある安全装備だが、現行レガシィから投入されたバージョン2で大幅に進化。価格が約10万円とリーズナブルなことも評価された