【FXテクニカル】ドル円

徐々に下値が切り下がっており、ドル安基調に変化は見られない。ただ、80.00の心理的ラインが近付くにつれ、イレギュラーな値動きが散見されることから、突発的なショートカバーにも対応する柔軟性が本日も求められるだろう。

目先の下値ポイントは80.24レベル(10月31日安値、弊社チャートシステム上)でダブルボトムを形成するかどうか。ただ、80円台に入ってからの動向を考えると、ダブルボトムを形成することなく安値を更新している経緯があるため、80.24でのダブルボトムも可能性としては低いと考えておいた方が良いか。

ボリンジャー・バンド(MA:21 σ2.5)で更なる下値を探ると、下限が80.15に位置している。このレベルをも下抜けた場合、80.00トライ、もしくは80.00割れに観測されるストップを狙った動きが加速する可能性が強まるため要注意。 一方、ドルショートカバーの展開も否定できない以上、上値ポイントも探っておきたい。 目先81.33(21日移動平均線)が第一の上値ターゲットとして浮上する。昨日のイレギュラーな上昇を止めた経緯もあり、二度頭を抑える可能性はあろう。 仮にこの移動平均線を突破しても、82.00突破に失敗すれば、ドル安トレンドが再確認された格好となり、再び80.00を目指す展開になるシナリオが浮上する。

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