声優で歌手の水樹奈々が、NHK『第61回紅白歌合戦』をPRする「紅白応援隊」に起用され、26日、東京・渋谷の同局で行われた記者会見に出席した。

「紅白応援隊」に起用された水樹奈々 拡大画像を見る

昨年60回を迎えた紅白歌合戦の後に、60年分の歌の記憶や想いが集まって生まれたという設定の紅白初のオリジナルキャラクター「ウタ♪ウッキー」。歌が大好きなオランウータン風の赤の「ウー♪」と白の「ター♪」の仲良しコンビで、大みそかの本番までさまざまな形で登場し、歌が持つ楽しさや素晴らしさを伝え紅白を盛り上げる。

この日の会見には、紅白応援隊を務めるタレントの関根麻里、演出家のテリー伊藤、声優で歌手の水樹が出席。4年連続で応援隊隊長となった関根は、「チームワークはバッチリ!ウタ♪ウッキーも強力な助っ人です」と期待を語ると、3年連続で応援隊への入隊を果たしたテリーは、「僕らより人気出ちゃうんじゃない?」と新キャラクターをライバル視。「歌で元気をもらえたっていう人はいっぱいいると思う。世代を超えて、音楽からみんなが元気や勇気をもらえる番組にしたい」と意気込んだ。

一方の水樹は、「ぜひ声をやらせてほしい」とやる気満々で、ウー♪とター♪の声をそれぞれアドリブで作って披露し、人気声優の本領を発揮。テリーから「さすが奈々ちゃん!」と絶賛され会場を沸かせた。昨年の紅白では「デジタル応援隊」として、同番組のデジタルコンテンツで60日前から60パターンの衣装を着てカウントダウンを行ったが、「今年はまた趣向を変えてやりたい」と晴れて表舞台の隊員となった意欲を見せ、今年の紅白のテーマ「歌でつなごう」にかけて「歌で誰かとつながった経験は?」との記者からの問いに、「普段はなかなか応援してくださる方とお会いする機会がないので、ライブで歌っている時に(ファンと)『今ひとつになっているな』って感じます」と語っていた。

『第61回紅白歌合戦』は、NHK総合ほかにて12月31日午後7:30~11:45に放送。