富士重工業は、スバルの「フォレスター」に改良を施すとともに、「S-EDITION」を追加し、10月25日より発売した。希望小売価格は200万5,500円から312万9,000円。また関連会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)が制作する「フォレスター tS」を12月24日より発売する。価格は362万2,500円。
今回の変更では、2L(リッター)モデルに新世代ボクサーエンジンを搭載。ボア・ストロークの変更によるロングストローク化、燃焼室のコンパクト化などにより燃焼効率を高めた。また吸排気バルブにはAVCS(アクティブ・バルブ・コントロール・システム)を採用。吸気ポート形状の最適化やポート内への隔壁設定なども合わせて行なっている。これらにより燃費は15.2~12.2km/L(10・15モード)を実現。2Lモデル(ターボを除く)はすべてエコカー減税適合モデルとなった。
エクステリアでは、力強さと質感を表現した新デザインのフロントグリルを採用。インテリアでは、インストルメントパネル上部のソフトフィール塗装、新デザインのスポーツルミネセントメーターなどを採用。シャシーでは、リヤダンパーの減衰力の応答性を向上させるとともに、前後サスペンションの特性を最適化した。
「S-EDITION」は、2.5Lターボエンジンとマニュアルモード付E-5ATを採用した上位モデル。足回りは専用のチューニングを施し、内外装には専用のフロントグリルやブルー基調の内装などを採用している。そのほか、任意の走行モードが選べる「SI-DRIVE (SUBARU Intelligent Drive)」、ダウンシフトブリッピングコントロール(回転数同期制御)、「VTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)」、STI製17インチアルミホイール、パドルシフトなどを装備する。
「tS」は「S-EDITION」をベースに、STIが企画・開発したスポーティモデル。専用ダンパーと車高を15mm下げるコイルスプリング、フレキシブルタワーバー(フロント)、フレキシブルサポート(リヤ)を組み込んだほか、新開発のフレキシブルドロースティフナー(リヤ)などを装着。ブッシュ類もチューニングされてる。そのほか、ハーフバンパータイプのフロントスポイラー、STI製17インチアルミホイール、スポーツマフラー、ブラック内装トリムや専用ドアトリム、専用のシート、本革巻ステアリングホイール、スポーツルミネセントメーターなどを装備する。
なお、フォレスターの改良に伴った新しい広告キャンペーンでは、俳優の向井理を起用した。新しいテレビコマーシャルは10月27日からオンエアされる。あわせて、オフィシャルWEBサイトでは、メイキング映像も公開される。