景気回復の兆しが見えない中、児童虐待の事件など暗い話続きの日本だが、そんな日本を明るくしたいと奮闘する人がいる。前回に引き続き今回は、日本ギャルママ協会の代表であるAKIさんと、セゾン投信代表取締役社長の中野晴啓さんに子育てとお金の観点から、日本を明るくするにはどうすればいいのか、対談形式でお話をうかがった。
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「長期投資が明るい日本を作ります」
中野 : ところで、AKIさんはお金に興味ありますか?
AKI : もちろんですよ~。
中野 : 失礼ですが、今の生活には余裕がありますか?
AKI : この間、家を買ったんですよ。もう全然、余裕ないですね。
中野 : 資産運用とか、投資に興味はありますか?
AKI : まず、投資が何なのか分からない。お金を増やすためのもの?
中野 : なんか、売ったり買ったりを繰り返しているというイメージですか?
AKI : そう。
中野 : 投資って、とても誤解されているところがあるんですよ。たとえば地方で講演するじゃないですか。いきなりハゲタカ扱い。会社を買収して、何かをどうにかして株価を吊り上げて、儲けるというイメージが強いんですね。でも、本当はそうじゃない。本当の意味の投資って、それこそ50年、60年という長い期間にわたって運用するという、もっとどっしりしたものなんです。
AKI : え~、そんなに長いんですか。なんか、歳とっちゃいますね(笑)。
中野 : 本当の意味の投資って、そういうものなんですよ。すぐに結果を出すことはできないけれども、長く続けていれば、徐々に成果が現れてくる。
AKI : でも、投資って何かお金が減っちゃうってイメージがあるんですよね。銀行預金なら安心。……つづきを読む