本田技研工業は、新しいエンデューロレーサー「CRF250X」をはじめ、モトクロッサー「CRF250R」「CRF450R」、オフロード専用車「CRF50F」「CRF70F」「CRF100F」を11月9日より受注期間限定で発売する。受注期間は10月4日から12月10日まで。価格は16万5900円から87万1500円。各モデルとも一般公道は走行できない。

CRF250X

CRF250Xは、より快適にオフロードライディングを楽しみたいというユーザーの要望に応え、国内市場に新たに投入されるエンデューロレース専用車。モトクロスマシン「CRF250R」をベースとし、長時間・長距離で競うエンデューロレースを考慮し、使い勝手に優れたセルフスターターや、大型のフューエルタンク、トリップメーターなどを採用した。

エンジンは、水冷4ストローク単気筒250cc。ユニカムバルブトレインを採用し、軽量・コンパクト化を実現。出力特性は、低・中速域でトルクフルなセッティングとし、ワイドなギアレシオの採用などにより扱いやすさを追求した(出力等は非公開)。車体は、軽量・コンパクトで剛性に優れるアルミツインチューブフレームを採用。リアタイヤは、ショックの吸収性に優れた18インチサイズとした(CRF250Rは19インチ)。

CRF250RとCRF450Rは、2010年モデルをベースに操縦安定性の向上など、各部の熟成を図った。排気系はMFJ(財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会)が定める新たなレギュレーションに対応した。両モデルとも、ステアリングダンパーのシリンダーを大径化、前・後サスペンションのセッティング変更などが行なわれた。CRF450Rはそれに加え、ECUのセッティングやインジェクターを変更し、吸入効果を高めた新形状のエアクリーナーボックスを採用した。

CRF250X (69万9300円)

CRF250R (72万4500円)

CRF450R (87万1500円)

CRF50F、CRF70F、CRF100Fは、オフロード専用車。各モデルとも仕様等は2010年モデルから変わらない。タンクシュラウドにはCRF250Rなどと共通デザインのグラフィック施し、ハンドルパイプの塗装色をシルバーからマットブラックに変更した。さらにCRF50Fは、フロントフォークのカラーをこれまでのゴールドから、CRF70F/100Fと同様のシルバーに変更。一方、CRF100Fはリアフェンダーとサイドカウルをホワイトとした。

CRF50F (16万5900円)

CRF70F (17万6400円)

CRF100F (25万3050円)