10月4日からテレビ東京ほかにて、TVアニメ『おとめ妖怪 ざくろ』の放送が開始となる。本作は星野リリィ氏が「コミックバーズ」で連載中の同名作品が原作。人間と妖人(=妖怪)が共存する世界のなか、陸軍少尉と半妖人の少女がパートナーを組み、悪事を行う妖人に立ち向かっていく。

文明開化の時代を舞台に、陸軍少尉と半妖少女が織り成す恋愛活劇。10月4日からテレビ東京ほかにて放送開始

■TVアニメ『おとめ妖怪 ざくろ』ストーリー概要
人間と妖人が共存する世、月の暦から太陽の暦へ改暦され、文明開化の時代――。妖人たちが起こす不可解な事件を解決するため、陸軍と妖人(=妖怪)が集められ、新たな省庁"妖人省"が設立されることになった。召集されたのは、半妖と呼ばれる人間の形をした妖人の少女たち、西王母桃(ざくろ)、薄蛍(すすきほたる)、雪洞(ぼんぼり)、鬼灯(ほおずき)の4人。一方、陸軍からやってきたのは、少尉3名。総角景(あげまきけい)、芳野葛利劔(よしのかずらりけん)、花桐丸竜(はなきりがんりゅう)であった。風変わりな妖人たちに、凸凹な陸軍少尉と半妖たち7人が繰り広げる可憐な戦いはいかに……!? いざ妖々と物語の幕はあがる!

本作スタッフには、監督に『のだめカンタービレ』『ひぐらしのなく頃に』の今千秋氏、シリーズ構成に『黒執事』の岡田麿里氏、キャラクターデザインに『とある魔術の禁書目録』の長谷川眞也氏など、豪華な顔触れが勢揃い。アクションと同時に、パートナー同士の間で巻き起こる恋愛模様が大きな観どころの本作だけに、お互いの関係の深まりがどう描き出されるのかが楽しみなところだ。また本作エンディング曲は3曲用意され、西王母桃と総角景の「初戀は柘榴色」、薄蛍と芳野葛利劔の「二人静」、雪洞&鬼灯と花桐丸竜の「純情マスカレイド」と、本編でパートナーとなる3組が担当。どの話数でどの曲が流れるのかにも、ぜひ注目してほしい。

メインキャスト陣が語るTVアニメ『おとめ妖怪 ざくろ』

そして放送も間近に迫るなか、第5話のアフレコを終えたメイン声優陣に取材を敢行! 作品の観どころやアフレコでのエピソードなどを語っていただいた。


■中原麻衣 (西王母桃役)
西王母桃は人間と一緒に戦うことになる半妖の女の子です。しかし最初は「人間なんて」という保守的な部分が強いのですが、物語が進むにつれて心を開き、新たな世界を知っていきます。人間をなかなか受け入れられないツンデレな彼女の姿もかわいいですが、総角とのコンビのなかで見えてくる、西王母桃の新たな一面に、ぜひ注目してください。またアニメは、原作に忠実に描かれているので、ファンの期待を絶対に裏切らない出来映えになっています。音楽も絵も本当に素晴らしいです。見て損はないので、ぜひ『ざくろ』の世界にハマってください。

■櫻井孝宏 (総角景役)
景は陸軍少尉です。軍人と聞くと堅いイメージを持たれそうですが、格好良くて上品で物腰の柔らかい好青年であり、そして妖怪が大の苦手です(笑)。そんな彼が妖人省に配属され、西王母桃とコンビを組んで戦うのですが、いかんせん本当にビビりなので、最初のうちは妖人相手に弱い部分を見せてしまいます。それでも景は、仲間と助け合い支え合いながら、少しずつ成長していきます。また僕自身は、恋愛模様が本作の大きな見どころだと思っています。見ていて照れてしまうようなシーンもあるかと思いますが、ぜひ恋愛部分を楽しんでいただき、日々の生活に役立てていただければと思います(笑)。

■花澤香菜 (薄蛍役)
薄蛍は西王母桃の友達で、一緒に妖人省で戦う女の子です。いつもおしとやかで、人間に対して臆病な部分もありますが、利劔と一緒なら、ほかに人間がいてもへっちゃらという感じですね。私自身、そんなペアの揺るぎない絆が、すごくいいなと思っています。薄蛍と利劔の関係など、パートナー同士によるキュンキュンできるストーリーが楽しめる内容で、私も薄蛍を演じながら、ずっとキュンキュンしています(笑)。またエンディング曲は、本編でパートナーとなる3組それぞれが担当しているので、楽しみにしていてください。

■日野聡 (芳野葛利劔役)
利劔は口数が多くなく見た目もごつく、一見恐そうに見えますが、じつは穏やかで優しい人です。しかし、いかんせん不器用なもので、なかなか薄蛍に自分の気持ちを言葉で伝えられないんですね。それでも彼女の能力のおかげで、少しずつ気持ちが通じ合うようになっていきます。アフレコは順調に進んでおり、自分自身も早くオンエアが見たいです。また現在、梶さんと一緒に公式サイトでWebラジオも配信していますので、本編と合わせて楽しんでいただければと思います。

■豊崎愛生 (雪洞役)
雪洞は鬼灯と双子で、本当にそっくりです。容姿は幼く見えますが、すごく精神年齢が高く、物事に対して柔軟さを持っている女の子ですね。パートナーである丸竜が大好きで、アニメではいつも彼にくっついて、鬼灯と一緒にキャッキャした姿を見せています。そしてアフレコでは、双子としてひとつのセリフを鬼灯演じる堀江さんと一緒に喋ることがあったりして、とても楽しいです。また本作で私が好きなのは、物語のなかで描かれる人間模様ですね。それぞれの過去や恋心などが繊細に描かれています。かっこいいアクションと同時に、ヒューマンドラマ的な部分にも注目してください。

■堀江由衣 (鬼灯役)
鬼灯は双子の雪洞と本当にそっくりで、違うところを探してみたのですが、とくにないです(笑)。双子の役として、アフレコでは雪洞を演じる豊崎さんの存在がすごく心強いと思う反面、間違ったら迷惑を掛けるなというプレッシャーもあります。楽しさと同時にほどよい緊張感とがあり、すごくいい状態で演じられています。作品として自分自身は、やっぱり恋愛模様が気になっています。女性の私から見ると、男性キャラクターに対して「こういう人がいたらいいな」なんて、想像しながら楽しめる作品だなと思っています。

■梶裕貴 (花桐丸竜役)
丸竜は陸軍の最年少少尉であり、すごく勉強家で野心家な少年です。彼が見せる、すごい男になってやるぞという意気込みは、逆に子供らしくてかわいいなと思っています。そんな、まだまだ子供な丸竜なので、パートナーである雪洞と鬼灯の双子には、リードされっぱなしですね(笑)。本作は恋愛要素あり日常の話ありバトルありと、様々なシーンが出てくるので、演じていてとても楽しいです。個人的にも、大正ロマン漂う作品の雰囲気がすごく好きなので、参加できてうれしかったです。男性、女性問わず楽しめる作品ですので、ぜひご覧下さい!

(C)星野リリィ/幻冬舎コミックス・ざくろ製作委員会