【FXテクニカル】ドル円

86.00とレジスタンスラインをブレイクしない限り、ドル安トレンドは続きそうだ。21日MAを3度ほどトライに失敗したことも、83円台への三度下落の可能性を示唆している。

83円後半に観測されるストップハンティングの動きが強まれば、8月24日安値83.60トライが視野に入るが、今のところ83円後半を一気呵成に攻めるといった気配は感じられない。やはり介入警戒感があるのだろう。

シカゴIMM市場で積み上がっている円ロングも気になる。三度83円後半トライするも、底堅さに変化が見られなければ、85円前半が目先の戻しレベルとして浮上する。現在21日MAが85.20台まで下落しており、85.00と共にレジスタンスゾーンを形成する可能性はあるからだ。また、1時間足でも、フィボナッチ61.80%レベルが85.00付近にある点に注目すれば、ショートポイントとして意識しておいた方が良いだろう。

仮にこの水準を突破しても、85円後半にあるレジスタンスライン及び86.00がネクストターゲットとして浮上する。1時間足でも、85.90レベルで2度上値が抑えられており、週末の米雇用統計まで、このレベルが現状のドル買い戻しの終点と想定できるか。

USD/JPY 日足

USD/JPY 1時間足