映画『ソルト』で主演している女優のアンジェリーナ・ジョリーが来日し、27日、都内で会見を行った。

来日会見を行ったアンジェリーナ・ジョリー(右)とゲストとして駆けつけた黒木メイサ

前作『チェンジリング』以来1年半ぶりとなり、3人の養子とパートナーのブラッド・ピットとの間に生まれた実娘を連れて来日したアンジェリーナは「日本に戻ってこれてうれしい。昨日は子供たちと一緒にキディランドに行って、ポニョやトトロのグッズを捜して1日を過ごしたわ」と挨拶。母親の顔を見せた。

主演映画『ソルト』は、アメリカの諜報機関CIAの捜査官イヴリン・ソルトが、二重スパイの疑いをかけられ、身の潔白を主張するも追われる身になり、事件の真相を追求していくというアクション・エンタテインメント。激しいアクションが見どころの一つで、アンジェリーナは「スタントは大好きだし、高いところも全然平気だから」と難なく撮影をこなしたようだが、「撮影中に事故があって。横を向きながら銃を撃つシーンで机に額をぶつけてしまったの。でも、たいしたケガではなかったので、撮影は続行したわ」と苦労も語った。

また、男装してアメリカ大使館に潜入するシーンについては「撮影の時にマードック(8歳の養子)を無理やり連れてきてもらったの。私が挨拶したら、気付かなかったみたいで嫌そうにしてた。『ママよ!』と声をかけたら、本当に驚いていたわね(笑)」とエピソードを披露。「家ではふざけているから、変わったお母さんと思われているかも」と笑顔を見せた。

パートナーのブラッド・ピットについても「彼と順番に仕事を受けているから、(撮影中は)彼が子供の面倒を見てくれたの。役柄は冷酷なスパイだけれど、子供たちを撮影現場にも連れて行くし、母親であることを忘れたことはなかった。ブラッドのおかげね」と感謝の気持ちを述べていた。

ゲストとして登場したアンジェリーナの大ファンという黒木。熱いハグを交わし、「『愛している』と言いました。手が震えています」と感激した様子。アンジェリーナも「会いに来てくれて名誉に思う。ありがとう」と言葉をかけていた

映画『ソルト』は7月31日より丸の内ピカデリー1ほかで全国公開。