31日公開の映画『ちょんまげぷりん』の公開記念イベントが22日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われ、キャストの錦戸亮、ともさかりえ、鈴木福と中村義洋監督が出席した。

映画『ちょんまげぷりん』の公開記念イベントに出席した鈴木福(左下)とともさかりえ

荒木源の小説『ふしぎな国の安兵衛』(小学館刊)を、『ゴールデンスランバー』などを手掛けた中村義洋が映像化。映画初出演となる錦戸亮が、江戸時代から現代にやってきたパティシエ侍を好演している。息子の友也(鈴木福)とドタバタな日常を過ごしていたシングルマザーの遊佐ひろ子(ともさかりえ)。ある日、彼女の前にちょんまげ姿の安兵衛(錦戸)が現れた。安兵衛も江戸時代に変える方法がわからず、成り行きで遊佐家に居候。3人の間に家族のような絆が芽生えたが、お菓子作りを始めた安兵衛がケーキコンテストに出場することになってから、3人の関係が微妙に崩れ始める。

映画初出演にして初主演を果たした錦戸が「携帯電話をひろ子からもらうシーンがあって、携帯が箱に入ってたんですよ。その箱を開けてみると『お仕事』頑張ってね』という(鈴木)福ちゃんのメッセージを見た時は熱くなりましたね」と語ると、鈴木は「待ち時間の時に書きました」と応じ、「とにかく錦戸がカッコ良いので、そこを見てチョンマゲ!」とひょうきんなアピールで会場の笑いを誘った。

「私も実生活で福ちゃんと同じ年の息子がいるので、どこか重ね合わせていました。台本上に涙はなくても、自然と溢れる状況でした」とともさか 「泣き虫だった友也が、安兵衛と過ごすことで強くなっていきます」と役柄を説明した鈴木

また、この日は3人揃って登場した浴衣姿にちなみ、浴衣でこの夏どこに出掛けたいか? という質問にともさかは「浴衣を着て花火を見に行きたい! 私、実は夏らしい経験がないんです。一度は行ってみたいですね」と話していた。

映画『ちょんまげぷりん』は、7月31日より恵比寿ガーデンシネマほかで全国公開。