女優の堀北真希が6月30日、都内で行われた初主演舞台『ジャンヌ・ダルク』の製作発表に出席した。
同舞台は、15世紀フランスの百年戦争を戦ったフランスの英雄で、わずか19歳で火刑に処された実在の女性、ジャンヌ・ダルクを描く歴史大作。これまでに何度も映像化、舞台化されている作品で、今回はジャンヌ・ダルクの神がかった力の根拠を探りながら、具体的な人間像に迫っていく。演出は俳優としても活躍している白井晃、脚本は劇団☆新感線の中島かずきが務める。
堀北は「自信がなくて、不安でいっぱいです」と挨拶。初舞台で脚本は未完成、稽古もこれからという状況もあり、不安を見せた堀北だが、白井は「日本の女優さんの中でも内に秘めた力強さと表情の奥にある鋭さがある人。最初から堀北さんを考えていました。芯の強いジャンヌ・ダルクを演じてくれると思います」と期待を寄せた。堀北も「一生懸命頑張って、舞台に立てるようにしたい」と意気込み、ジャンヌ・ダルクの印象については「すごくエネルギーがある人。私なりに解釈して役作りをしようと思います。私はフワっとしているので(笑)、自分の声が皆さんに届くようにできれば」と話した。
また、ジャンヌ・ダルクの功績がきっかけとなり、後のフランス国王となるシャルル7世を演じる伊藤英明は「昨日のサッカーは残念でしたが、上演までには気持ちを切り替えて頑張りたい(笑)」と笑わせていた。
『ジャンヌ・ダルク』は、東京・赤坂ACTシアター(11月30日~12月19日)、大阪・梅田芸術劇場(12月24~28日)で上演される。詳細はこちら。