カブドットコム証券は14日、7月2日に東京証券取引所上場予定の「純金ETF」など、貴金属現物と交換できる国内初の「貴金属上場信託」を上場初日から取り扱うとともに、同商品の特長である貴金属現物への転換(交換)が可能な証券会社として、貴金属現物への交換受付けも行うと発表した。

貴金属上場信託(現物国内保管型)は、三菱商事が信託委託者として貴金属現物を拠出し、三菱UFJ信託銀行が受託者として信託財産である貴金属現物を国内に保管し受益権を上場する、「国内初の新しいコンセプトのETF」(カブドットコム証券)。

主な特徴として、純金/純プラチナは1口1グラム相当と、小口で分かりやすいグラム/円単位での取引で、指標価格は日本における現物理論価格(東京工業品取引所の先物価格を現物価値に引き直したもの)を採用。純金/純プラチナは1kg相当の口数から貴金属現物に交換できる。小口転換取扱証券会社(カブドットコム証券、他1社)に転換(交換)を申し込めば、宅配便で受け取れる。

現物交換開始は、2011年2月1日以降となっている。