5月22日、東京の世田谷区民会館にて、TVアニメ『バカとテストと召喚獣』のBlu-ray&DVD発売記念イベントが開催された。
『バカとテストと召喚獣』は、学園の学力最低Fクラスに所属するメンバーが、上位クラスを目指して試験バトルを繰り広げるアニメ作品。今回のイベントには、吉井明久役の下野紘、姫路瑞希役の原田ひとみ、島田美波役の水橋かおり、坂本雄二役の鈴木達央、木下秀吉役の加藤英美里、土屋康太役の宮田幸季、霧島翔子役の磯村知美と、メインキャスト陣が登場。大いに盛り上がったイベントの模様をお伝えしよう。
ステージに勢揃いしたメインキャスト陣。(写真左から)霧島翔子役の磯村知美、土屋康太役の宮田幸季、木下秀吉役の加藤英美里、吉井明久役の下野紘、姫路瑞希役の原田ひとみ、島田美波役の水橋かおり、坂本雄二役の鈴木達央 |
まず最初のコーナーは、エンピツ型の巨大サイコロをキャスト陣が転がし、出たキーワードに沿ってトークをする「運任せ! エンピツトーク!」。するとこのコーナーより、本作イベント恒例行事と言える"下野イジり"が開幕! サイコロを振った加藤は、進行を務める下野に「3回まわってワンと言ってから取ってきて」と命令。はたまた鈴木は、サイコロを観客席に投げ込んでしまい、下野が会場後方まで何度も拾いに行かされることに……。まさに見事なまでのイジられっぷりを見せた。
「運任せ! エンピツトーク!」のコーナーで使用されたサイコロは、Blu-ray&DVD第1巻の店頭予約特典エンピツ「ストライカー・シグマV(ファイブ)」を巨大化させた特製品。下野はこれを原田から投げつけられるなど、散々な目に遭っていた |
下野は「観客席にサイコロを投げる」と言い出した鈴木を止めようとするも、ときすでに遅し……。鈴木が何度もサイコロを会場に投げ込み、そのたびに下野が拾いに行くことに |
「○○に贈る言葉」のキーワードを引いた原田。加藤について「英美里ちゃんの腋の下の肉を触ったら、すごく気持ちよかった」と、お褒め(?)の言葉を贈った |
「バカテス××伝説!」のキーワードを引いた磯村。「第7話のアフレコの際に、下野さんが某テーマパークのマスコットの声真似をしたら、NGになりました(笑)」 |
続くコーナーは、キャスト陣が各自にNG指定された言葉や行動を取らずにトークを続け、最後までNGに引っ掛からなかった人が勝者となる「学園主催 豪華賞品付きサバイバルトーク」。優勝者には100グラム3千円の高級和牛肉がプレゼントされるとあって、出演者の誰もがやる気をみなぎらせてのゲームスタートとなった。このトークでは、自分以外の出演者のNG内容がわかる設定だけに、ほかの出演者をNGに引っ掛けようと、あの手この手を使うキャスト陣。「立ち上がる」という行動がNGとなった宮田には、「後ろのほうのお客さん見えないから」と他出演者が声を掛け、なんとか席を立たせようとするなどの"誘導トーク"が展開される。そんな、自分のNGがなにかと出演者たちが疑心暗鬼になりながら進むサバイバルトークには、会場からの笑いが絶えなかった。
頭に自分のNG内容が書かれた紙を付けて始まるサバイバルトーク。「英語を使う」という回避が明らかに難しいNGが設定された下野は、真っ先に敗退していた |
NGに引っ掛かった出演者には、恥ずかしいセリフを言う罰ゲームが……。原田は「ブラがずれちゃったので、胸ポジ直してもいいですか?」というセリフを、色っぽく披露 |
サバイバルトークで勝利した鈴木は、高級和牛肉をゲット! しかし下野が「恥ずかしいセリフを言っていないのは、達央のファンに申し訳ない」と言い出したことで、最後には鈴木も罰ゲームを受けるハメに…… |
大勢の観客の前で正式発表された、TVアニメ第2期製作決定。これには、出演陣からも喜びの声が上がった |
イベント最後に行われた「バカテス NEWSプラスワン」のコーナーでは、TVアニメ第2期製作を正式発表。2011年放送予定となることも明らかにされ、観客からは喜びの声と拍手が巻き起こった。メインキャスト陣のトークに第2期発表と、充実の内容となった今回のイベント。最後に、第2期製作決定について会場に届いたスタッフからのメッセージと、キャスト陣が語った想いを紹介しておこう。
■井上堅二 (原作)
スタッフ・キャストの皆様。第2期決定おめでとうございます! そして視聴者の皆様。ありがとうございます! 皆様のご声援のおかげで、こうして続編ができるようになりました。僕もいち視聴者として、とても嬉しく思います。これからもバカテスの世界を、どうぞよろしくお願い致します。
■大沼心 (監督)
アニメの『バカとテスと召喚獣』はいかがでしたでしょうか? ネットは常日頃からチェックし、色々とご意見頂いていますが、現場一同スタッフは常に全力投球です! 続編も鋭意製作中です。原作重視のストーリー、キャスト様の突っ走った演技、スタッフの斜め上を行く暴走などなど、色々とご期待ください!
■高山カツヒコ (シリーズ構成)
私の頭ではテストの部分に関してはどうする事もできません。その代わりに第2期では、バカの部分において、より一層磨きをかけたバカで挑む所存です。引き続き第2期も、応援よろしく願いします
■大島美和 (キャラクターデザイン・総作画監督)
また大好きなキャラクターたちを描けると思うと、いまからすごく楽しみです! 精一杯頑張ります!
■亀山俊樹 (音響監督)
第1期では、申し訳ないと思いつつも、役者さんたちに思いっきり丸投げかましていました。特に下野さんには「こりゃ大変だね、ごめんね」と心底思いながらもスルーして、にこにこしながら「では、よろしくお願いしまーす」と言ってしまった亀山です。第2期も、同じことになりそうですが、みなさんよろしくお願いしまーす。
■下野紘 (吉井明久役)
第1期の勢いままに、第2期も演じていきたいと思います。恐らく第2期でも、スタッフとキャストにいじめられるかと思いますが(笑)、それに負けずに頑張ります。ぜひとも応援をよろしくお願いします。
■原田ひとみ (姫路瑞希役)
第2期がどんな話になるのか楽しみです。そして自分自身も瑞希に近付けるように、頑張っていきます。
■水橋かおり (島田美波役)
第2期は新しいことに色々と挑戦してみたいです。ぜひ期待していてください。
■鈴木達央 (坂本雄二役)
第1期で印象的なエピソードが多かったので、第2期がどうなるのか楽しみです。個人的にアニメで見たい原作エピソードが、まだたくさんあるので、第2期のなかで描かれることを期待しています。
■加藤英美里 (木下秀吉役)
第2期は、秀吉として多くの人と絡めたらと思っています。個人的にもとても楽しみにしているので、よろしくお願いします。
■宮田幸季 (土屋康太役)
第1期だけでは、まだ描ききれていないエピソードも、いっぱいあると思います。それを第2期でみんなと一緒に演じていければと思っています。
■磯村知美 (霧島翔子役)
第1期では明久と瑞希の関係がとくにフィーチャーされましたが、第2期では翔子と雄二の絡みを見てみたいですね。その2人の絡みに期待しながら、翔子を演じたいと思います。
第2期製作決定について、キャラクターデザインと総作画監督を担当する大島美和からは、イラスト入りのメッセージが会場に届けられた |
イベントを盛り上げた出演者たち。前列左より磯村知美、水橋かおり、原田ひとみ、加藤英美里、後列左より鈴木達央、下野紘、宮田幸季 |
(C)2010 Kenji Inoue/PUBLISHED BY ENTERBRAIN, INC./バカとテストと召喚獣製作委員会 |