5月22日公開の映画『ボックス!』の中高生限定試写会が5日、東京・有楽町で行われ、キャストの市原隼人、高良健吾らが出席した。

映画『ボックス!』の中高生限定試写会に出席した市原隼人(右)と高良健吾

百田尚樹原作の同名小説を、映画『デトロイト・メタル・シティ』などのヒット作を手掛けた李闘士男監督が映像化した同作。大阪にある高校のボクシング部を舞台に、天性のボクシングセンスを持つ主人公のカブ(市原)、彼に憧れてボクシングを始める優等生・ユウキ(高良)の拳を交えた青春を描く。主演の市原と高良が、役作りのために2カ月前からボクシングの練習を始めた意欲作だ。

主演の市原は「この作品は役者人生の中でも、心に残っている作品。今回は実際にボクシングをしていて気持ち悪くなったりしましたが、リングサイドにいるスタッフや出演者が守ってくれて、友情みたいなものを感じました」と熱く語り、高良も「現場ではいつも温かい空気に包まれていました。観た方それぞれ感じ方は違いますが、その感じたことを大事にして下さい」と話していた。

この日は、中高生からの悩みをキャスト陣が答えるというコーナーも実施。「親友と好きな人がかぶったらどうすればいい?」という悩みに「諦める理由なんてないんじゃないですか? 好きなら好きと言うべきだと思います。でも友達には一言言って『じゃあ勝負』といいますよ」と市原。一方の高良は「多分僕も言うと思いますけど、誰も傷つかないのは難しい。3人が仲良くなれれば良いんだけど……」と悩ましい表情を見せていた。

左から川並淳一、三浦アキフミ、高良健吾、市原隼人、斉藤嘉樹、児玉宣勝