FXオンラインジャパン アナリストチームが最新のデイリーレポートをお届けする。米Google(GOOG.O)の第1四半期決算が、市場予想6.60ドルに対して、結果は6.06ドルと予想を下回る結果となったことを受け、時間外取引では約5%下落時間外取引では約5%下落した。米企業の好決算への過剰な期待先行が、逆に売り圧力を強める結果となった。
一方、ソブリン・リスクの問題では、モルガン・スタンレー(MS)がギリシャの財政問題により、ドイツがユーロ圏から離脱という結果になるという警告をしたことを受け、対円で125.31円を付ける展開へ。
本日21:30に米・住宅着工件数、22:55にミシガン大学消費者信頼感指数・速報値と重要指標が控えている。それまでは市場を動かす要因が見当たらないため、NYタイムに入るまではこのまま小動きの可能性が高い。
テクニカル
このようにリスク回避が徐々に強まる中、1時間足で見ると直近安値92.57を一度トライするものの、失敗。現在は少し戻した水準で推移している。そのため再びボックス相場のムードが強まり、こう着感が強まっている。短期スパンで見れば、上は93円のラインを想定し、92円ミドルレベルを割れるかどうか注目したい。
その傾向は日足で見ても同じ。直近の安値は変わらず92.57の水準が意識されている。ここを抜けると、92円半ばのストップも巻き込みつつ、下値を試せるような流れに変わって来るのではないか。
また、92円割れにもストップが見られるため要注意。尚、RSIを見ると34前後となっている。ボックスで動くことを想定するなら、再び70付近まで戻してきたところを狙い、上記ポイントを考慮しながら短期ショート戦略を練るのがいいのではないか。