CMC Markets Japanは、全国の20~50代の有職者、男女600名を対象に『収入に関する意識調査』を実施した。同調査は、3月25日~3月26日の間、20~50代の有職者(男女600名)を対象にインターネット上にて実施された。

調査結果によると、「現在の貯金はどのくらいありますか。」の問いに100 万円以上の貯金額を選択した方が合計62.3%と6 割を超える結果に。さらに、このうち500 万円以上と回答した方が26.4%に上り、20 代の男性の中だけでも16.2%もの方が500 万円以上貯金していることが分かった。

続いて「現在の月収に満足していますか。」の問いに84.3%の方が「いいえ」と回答。特に40 代の男性においては、実に93.2%が「いいえ」と回答しており、働きざかりの日本の男性のほとんどが不満を抱えたまま仕事をしているという実態が窺えるという。なお「毎月どのくらいの収入があるのが理想ですか。」の問いでもっとも回答が多かったのは、「30 万円以上40 万円未満」だった。

多くの人が現在の月収に不満を抱える中、「先月はどのくらいの副収入がありましたか?」の問いに、「全くない」との回答は47.0%で、半数以上の方はいくらかの副収入があったことが分かったとのこと。その収入源として多かった順に、「懸賞(複数回答で37.1%)」「投資(複数回答で20.1%)」「アルバイト(複数回答で18.2%)」となっている。また、その使い道としては、生活費(複数回答で43.1%)や貯金(複数回答で31.8%)という堅実な回答が目立つ結果となった。

今現在投資をしている方を対象に「取引をすることが多いのはいつですか?」と質問したところ、「ほとんど放置」が43.8%。これは、取引口座を作ったものの取引自体が面倒になったり、今の景気で投資に対して消極的になっているなどの理由が考えられるとしている。

残りの56.2%は継続的な取引をしており、「常に(複数回答で15.1%)」、「平日業務中(複数回答で12.5%)」、さらに「平日昼休み(複数回答で13.0%)」と、会社にいる間に取引をしている方が意外にも多いことが明らかになった。

金融商品の中で最も多くの方が取引をしていたのが株式で、67.7%と7 割近い方が現在も株式の取引をしていることに。ただ、「ほとんど放置」している方が半数近くいることからも、「株式を積極的に取引しているというよりも、株価の値下がりの影響などで、売るに売れずにいる方や、継続的な株式優待を受けるために所有している方など、売買をせずに手元に持っているだけの方も多いのではないかと考えらる」(同社)。株式に次いで多かったのが投資信託で52.1%、FX が17.7%という結果となった。